30.12.09

ポンディチェリー@クリスマス

右手には安い酒、左手にはマズい煙草。

何もしないクリスマス。
オーロヴィルも占いも全てシカト。
教会をひやかしに行くこともやめた。

4日間で口にした水分の99パーセントはアルコール。

朝起きてBARを探し、
昼寝から覚めてはBARに戻り、
そのまま朝になる。

泥酔状態で眠りについた後は、
また同じことの繰り返し。


''Pondicherry''


俺ら3人にとっては最高の場所だった。



















5年前の2004年12月26日
ポンディでは107人が死んだ。

俺の周りの人間を含め、
チェンナイの人間はもう津波を忘れてしまったらしい。

サントメの裏に今でもある津波被災者用難民キャンプの存在すら知らない人間もいる。

ハウジングスキームが完了したから、
復興プロジェクトが終わったから・・・
レクイエムを捧げる人間がいることを期待した俺がバカだった。


鐘を鳴らしても、それが必ずしも響くとは限らない。
だとしても鳴らす努力は続けるべきなんだ。

これは津波以上に対個人に当てはまる。人間は本当にバカすぎる。


だから、傷は残しとけって言ってんだろ?

23.12.09

年末プラン

休みを前に、すでに緩みまくってる大学機能。
俺ら学生サンがサボるのは百歩譲って理解できるとしても、
教授がバカンスで休校。

・・・休むなら前もって知らせろ。

年内は木曜日を残して終わり、
明日(水曜)の授業も急遽キャンセルの知らせ有り。

「サボります!!」

・・・説明が正直すぎる(笑)
これでインディア!!


しかし、俺とて大して変わらない。
もう完全に頭はバケーション。

さて、休みはどうする?



【インターンプラン】

話はまだまとまってない。
きっとこのまま年越すはず・・・
オファーがあれば、俺は動くよ。


【コロンボプラン】

スリランカのコロンボには俺を匿ってくれる人たちがいる。
チェンナイに来たのは、スリランカに近いのが最大の理由。
フライト見たら、高っ・・・(保留)


【バックパックプラン】

タミルナドゥ州を巡るバックパック・・・
4年ぶりに出る前に、モチベーションが低い。
俺は大人になってしまった。


【ポンディチェリープラン】

チェンナイの南200キロにある中央政府直轄地域で元フランス領
免税のため酒が安い・・・宿が安い・・・



昨夜はうちにDVD持ち込んで宴会。
Back to the futureを3本連続で見る離れ業。
起きたら、昼12時だった。


結局いろいろ考えたとしても、
毎日誰かとお酒飲んでるイメージしか湧いてこねぇな・・・
頑張ってポンディでフレンチとウダウダ、
ビーチでカウントダウン!!

それも悪くない。


明日の事は明日考えることにするよ。



★ ★ ★ ★ ★


Omake

パソコンを立ち上げてる間は
常にBBC Radio 1を流してる。

La Roux

BBC sound of 2010にノミネート


ほら、やっぱりキタ (・∀・)ニヤニヤ







21.12.09

「俺らが新しい歴史を作るんだ」

クリスマス前だから、
奇跡の話をしよう。

サンタも腰抜かすようなドラマチックな奇跡。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


ブラッドフォード1年目の年、
一緒に住んでた男Yは夜中に竹刀を持ち出して
芝生の上でひとり素振りするような奴だった。

雪がちらつくある日の夜、
俺はひどくイラついて、家にもどった。
Yと玄関先で鉢合わせ、そのままの勢いで俺はイラついた経緯を愚痴った後
あいつが提案してきたのは、

「そういう時は竹刀ブンブン振り回して、大声で歌うんだ!!」

訳のわからん説得に負けて、
俺もブンブン振り回して、
適当な歌詞のドラゴンボールを歌ってみた。


「ウェポンは捨てろ」


!!!!


警官にパクられたww
ウェポン(=竹刀)を捨ててこっちに来なさいと・・・
ウェポンじゃない、これはスポーツアクティビティだという説明はまるで理解されないまま、
その場で釈放された。
刀は鞘に収めるという条件で・・・


それをきっかけにして以来、
一緒にエディンバラで城を汚し、
プラハでは川と世界遺産を汚した。
九州では一県丸ごと汚した。


「俺らは新しい歴史を作るんだ!!」


今までやらかしたことを顧みれば、ただの戯言。
学生身分がほざく甘っちょろい戯言。
でも俺らは本気だった。
スリランカ、援助関係となれば尚更。
ODAも開発援助も俺らが世界一カッコ良く変える。


俺らが一緒に住んでたのはたった9ヶ月。
あれから6年経った。
その間、お互いに顔を会わせたのは日本での数回。

その数回のうち一度だけ、
あいつが就活してるタイミングでうちの会社の上層部に紹介したことがあった。
会社が人材を探してる最中だったので、
俺は肝いりで紹介した。

結果は・・・ 両者の間に微妙な誤差が生じたらしい。


すべての感覚を共有する奴と一緒に働きたいと思うのは自然だと思ってる。
そういったチャンスはなかなか得られなくとも、
いつか、どこかで・・・という気持ちは常にある。


あれから2年。

Yを会社に紹介したことさえ忘れた頃、
会社が新たなプロジェクトを始めるのにあたって、
上層部から一言もらった。

「Yはどこだ?」
「といいますと?」
「今回こそ、Yを使う」
「・・・」

よっしゃ


「準備がすべて揃った段階でオファーを出す」


・・・キタ


「会社の将来像も含めて考えてもらう」


この口説き文句には誰も勝てない。
俺も同じこと言われたし(笑)


巡りめぐって、
俺はイギリス、スリランカ、日本を経てチェンナイにたどり着いた。
チェンナイが終わればスリランカだ。
Yもこのまま行けば、ヨルダン経てスリランカ。

長い間、すれ違いはあったけど、
待ちに待った状況が現実に起こるんだ。

昔の同居人は近いうちに同僚になる。

俺らは近い将来、新しい歴史を作るんだ。



舞台は整った。

小さい奇跡はいつかスリランカにデッカイ奇跡を起こすよ。



サンタにしては、
上出来のプレゼント。


やるじゃん

夜中の大合唱

今はミュージックシーズン。

ここは音楽の街と言われるだけあって、
1日中、街のあっちこっちに音が落ちてる。
インド古典音楽だとしても、この雰囲気は嫌いじゃない。


深夜4時、歌で起こされた。
あたりはまだ暗い。

「ウッセ・・・ ダレダヨ?」


だんだん近づいてくる・・・大合唱だ。


正確には歌でなく、
リズムがないのでむしろ読経に近い。

ベランダに出てみると、まだ真っ暗な中現れた。

大人の男に先導された子供50人
みんな揃いも揃って死んだような顔。



・・・怖っwww



街頭がないから、異様な光景。
肌が黒いから顔とかよく分かんねぇし。

いくらシーズン中だからって早くね?4時だぞ・・・
50人も集めて練り歩くなら、もっと魅せる努力をしろ・・・


結局、あいつらは暗闇に消えていった。
もう一生戻ってこないかもしれんね。

15.12.09

62.25/100

コアペーパーに限り、テストの結果が出た。

1. Military History of India
2. Military History of South India
3. Peace and Disarmament
4. International Terrorism

-----------------------------------

4科目平均 62.25/100

-----------------------------------

3,4だけ見れば学内4位の成績。1,2のインド軍事史が55のために全体平均を大きく引き下げた。


「俺、インド人じゃねぇし・・・」
「別に100点取ろうなんて思ってねぇし・・・」

これらの言葉は元も子もないので言わないこと。


とりあえず無難なマークで前期テストは終了。
後期以降、インドの歴史がなくなるので、平均は更に高くなると思われる。


テストの結果が出るタイミングを測った様にもらった社長からのメールにはこう書いてあった。

「勉学に励まれてることでしょう。マスター取るまでは日本に帰ってこないように。ところで・・・」

社長!! 出来損ないの従業員は何とかインドにしがみついてるようです。
初めて社長の期待通りの働きができる・・・鴨


テストも終わって、あとは年明けまでウダウダしようかと思ってたことろで、
またインドお得意の気まぐれ大爆発。

クリスマスまで授業、年明け2日より授業再開


ビェェェ

予定が全部狂った。

このまま行くと、カウントダウンはチェンナイ空港という悲惨な形で新年を迎えることになりかねない。

ミゾラム州(インド北東部)出身のZUALAはクリスチャン。聞けば、とっくにミゾラムに帰ったという・・・ さすが、強硬手段・・・ 手を打たれる前に先に手を打ってトンズラ。ルパンかよww


ここインドでは浮かれた年末年始は出来そうにない。

さて、何しようかね?

奇跡を起こす前に年末の予定を組み直し。

14.12.09

俺がチェンナイにいる理由

世界は、
俺のために、
すべての動きを
停止させた。


ここ3日間、引きこもり。


俺だけ、
世界から、
取り残された。


世界は俺のためには止まってくれないってさ。
無駄にした60年があるなら、俺の3日くらい許せ。
そのうち取り返す。


最近、起きたら昼過ぎだったのは、
朝まで「ザ・ファシリテーター」「インド 厄介な経済大国」を読んでいたから。

人を動かす術が知りたい。
俺の思うがままに目の前の人間を動かしたい。


人間一人でどうあがいても、残念ながら世界は変わらない。援助に関わってる人間なら尚更、「世界を変える!!」なんて恥ずかしくなる言葉には目も当てられない。援助効果が一向に上がらないのは、人間は常に自己愛を優先させるからであって、人間が存在する限り貧困はなくならないし、紛争もなくならない。COPもMDGも奇跡は起こせない。


奇跡とは常識では起こりえないこと。




でも、一言だけ。

俺は奇跡を起こすんだ。全世界7000万のタミル人に奇跡を見せるやるんだ。

「タミル人にとっての独立国家」


今はただの戯言、数年後見てなさい。

12.12.09

俺は奇跡を起こすんだ

生意気な年下と言われて久しい。
俺はいつのまに元に戻ってしまった。


★ ★ ★ ★ ★


土曜、タイ国王の誕生パーティーに参加。
場所はチェンナイから25キロ南の高級ホテル。

参加者はもちろんタイ人が大半を占め、タダ酒目当ての不埒な輩は俺を含めて数人。

国王には失礼したww

でも、呼ばれてよかった。新しい友達も増えたから。


★ ★ ★ ★ ★


日曜、日本人会パーティーに参加。
場所は前日と同じホテルのバンケット。

参加者は300人のうち95%が日本人。
見覚えがあるような錯覚に陥る顔で溢れた。

しかし、国王パーティーとは違って、
居心地の悪い違和感を覚えた。

途中参加ながら、1時間早くお疲れ。
到着した瞬間から、帰りたくて仕方なかった。


★ ★ ★ ★ ★


昔からすでに出来上がったコミュニティに、
どんなツラ下げて入ればいいか分からない。

1対大人数

しかも、今回は日本人が相手だ。
スタンフォード大が集団行動のサンプルとして取り上げるくらい典型的な民族の塊。

俺はどんなツラ下げて、そこに割って入ればいいんだ?


俺の出した結論は
関わらない。


ラインを引こう。

インドでの生活に関して、
俺は一人で何でも出来る人。
彼らは一人では何も出来ない人たち。

馴れ合いの中で生きるスタイルもあるとは思うが、俺はその方法が分からない。その結果、周りから生意気と思われる。

誰とでもコミュニケーションを取れると勘違いしたのは、自分がマジョリティ側にポジションを常に置いてきた結果だったんだ。俺は19のときから何も変わってない。奇跡を起こすチャンスを潰した。


5年前に書かれた、たまたま年上から、たまたま年下へのメッセージはまだ手元にあった。


久しぶりにダサい。
カッコ悪すぎて死にたくなる。

11.12.09

厄介な飲み会

金曜の午後、まだ3時過ぎ。
選択科目を残して、コアペーパーのテストが終わった。


「飲みいくか?」


テストが終わる前から考えてた、学部全員でアルコールを煽る会。
タミルナドゥ州は禁酒州だから、酒が苦手、タバコが苦手という奴は多い。だから、そもそも何かのついでに飲み会をする考えがないんだ。普段はビールの代わりに、スイーツとチャイ・・・女子高生ww


「せっかくだから、飲まなくても来い!!」


俺らは学部外で顔を合わせることが極端に少ないんだから、今回くらいは付き合いだと思って付いて来い。言葉も人種も宗教も違う人間が集まって酒を飲む環境はカッコイイんだ。それが分からない奴は平和構築を知らない。


「知らねぇなら、俺が教えてやる。」


俺はアルクホリックでもなければ、ジャンキーとも違う。でも、酒の飲み方、タバコの吸い方くらい教えてやるよww

集まったのは、インド人10人と日本人1人。
ヒンディ語3人、タミル語5人、少数民族語2人、日本語1人。
クリスチャン3人、ヒンドゥ7人、無神論者1人。
喫煙者4人、非喫煙者7人。


時間が経つにつれ、見えてくるのはそれぞれのダークな面。

酒は人を変えた。


「英語なんて喋りたくねぇんだ!!」
「女にアーミーが分かるのか?」
「日本も韓国も中国も台湾も一緒」


・・・いい加減にしろ。


こいつら、酒癖が悪すぎる。

一方で毎日のように俺と酒盛りしてるASHはいたって平気な顔してる。良かった、お前までブッ壊れたら、俺にはこの状況を収める自信はねぇ・・・


限界は近いと感じ、6時前にも関わらず完全に出来上がった連中をさっさと帰した。面倒なのは嫌いだ。


そして、残った俺ら2人。


「たまにはこういうのもいいじゃね?」
「なんかスゲェ楽しいじゃん」


10分後


「お前、大丈夫か?」
「hふぁspfcにうぇぱい」


・・・!!


ASHが壊れた。
もう一人いたよ、酒に飲まれた奴・・・。


帰り際、あいつはフラフラになりながら、俺を呼んでいる。


「バイクに乗れ」


アホ、ニケツしたら俺まで死ぬ。

それでも、乗れとうるさいASH。渋々ビビりながら乗った瞬間、3人を正面から引いた・・・それでも笑ってるASHWIN。 


「バイクは捨てろっ」
「c不意shぢうdfchうぇおjぢおうぇ」


何言ってかわかんねぇww

この時までに人身事故3件、器物損壊2件。俺の足と腕にも打撲痕。バイクは目の前にあったホテルに置かせてもらい、次の日の朝、取りに来ることにした。酔っ払いの介護は面倒、それがインドになると最悪。寮までどうにか送って、俺は最終のバスでうちに帰った。



ぶっちゃけた話、羽目を外したくなる理由は分かる。飲み慣れてる奴でも酒に飲まれるは仕方ない気がした。

アホみたいにテンション張り詰めた中テストを受けて、
保守的な環境の中で窮屈に感じる。言葉の壁はインド人でも予想以上にストレスフル。
南インドに同化するのは考えてる以上に難しい。

それは俺だけじゃなく、あいつも同様に感じてたこと。それがある意味、今回の飲み会で開放された気分になった。

あいつが一番嬉しそうな顔してたよ。


それでも、完全に崩すのは不可能。
インフラ以上に手に負えない文化の壁を前にしてただ立ちつくすのみで、俺にこいつをぶっ壊す知恵はまだない。


インド、厄介な国だ。

Dynabookが殺された日のこと

まだテストが大量に残ってた2週間くらい前の話。


その日も相変わらずASHとふざけた勉強に打ち込みんだ後で、無理やりアラームに起こされテンションは最悪だった。それまで気づかなかったけど、一服のために立ち上がり、パソコン周辺を眺めると、


机がカオスww


机が何者かに覆われてる。
よく見ると、そこには山。アリの山。

「カイラス!!」

夜中からチョコレートを食べ続け、鼻血一歩手前で寝た。食べ残したチョコレートは机に放置したまま・・・。朝になると、そこには大量のアリ、アリのパラダイス。チョコレートの残りはすでにアリにまみれて、一回見ただけじゃそれが何だか分からない。実はカイラスがチョコレート・・・。

「カオスじゃね?ww」
「ガチでカオスww」

2人で目の前に広がる新しい世界を楽しんだ。俺らはノンキだ。

「てか、ピルグリムがパソコンまで続いてんじゃね?」
「!!!!!!!!」


違ぇんだ!!
パソコンのファンは新世界の入口じゃねぇんだ!!


その瞬間、ファイナルフラッシュ、ビックバンを放ってみたものの遅かった。すでにピルグリム達は俺のパソコンに侵入し、すべてを食い散らした後だった。不法占拠してくれたのはガッチャンみたいなアリ。

パソコンはうんともすんとも言わない。

・・・逝った。

ハードに問題が起きたようです。

そんな表示すんなよ、知ってるって(笑)


これまで大事に大事に扱ってきた俺のパソコン。メンテは完璧、見た目も美しい。それがこんな最期を迎えるとは・・・この先どうやって生きていけばいいか分からない。


「パソコンなしでどうやって勉強すんだよ?」
「プリントアウトしただろ?」
「バカ、PDFはそのままだ」

バックアップは取ってない。
2人、涙目


さて、どうするか?全てのデータが入ったパソコンは今さっき死亡確認したぞ。


俺らではどうすることも出来ないので、そのままテストを受けに行った。


テスト終わり、俺一人先に帰ってきた。
とりあえずパソコンに詳しそうな奴を探した。

「ねじ巻きか?」

久しぶりにねじ巻きにコンタクトしてみた。8月のストリートファイトであっけなくボコボコにされたねじ巻き。あいつは宇宙人でもITコンサルの顔をした宇宙人だ。

「パソコン詳しいの?」
「詳しいです。あなたよりは。」

…死ね


「うちきて直してよ」
「分かりました、明日の夜10時に伺います。アナタみたいな人に相談されて嬉しいです。SHINさん!!ニシムラシンさん!!」


もう何言ってんだか、さっぱりわかんねぇよwww
俺のこと、ニシムラシンだと思ってる。でも、訂正するのも面倒だからそのままにした。


で、次の日、やってきたねじ巻き。6時間くらい格闘してもらった。俺は寝てたけど。

「やっぱり、駄目ですね」
「すいません、わざわざ来て頂いてありがとうございました」
「楽しかったです。」
「・・・」
「アナタとの会話を非常に楽しみましたが、私には心残りがひとつある。パソコンが直せなかった。しかも余計ヒドくなった」
「!!」

見ると、WindowsのWelcome画面すら出ない。

いろいろ言いたいことはあるけど、


とっとと星に帰れ。


その後も大学の連中、知り合いのエンジニア、スカイプ越しの日本の方々にも面倒かけたけど、結局は新しいパソコン買うのが一番みたいだ。

「パソコンのことでしたら、いつでもわたしに相談してください。アナタとの会話が楽しいです。」

ねじ巻き、あれ以来、調子に乗って電話掛けまくってくる。
少なくともお前に話を持っていくことはねぇから安心してちょうだい。


そして、一昨日。
うちにネットブックがきた。


ASH曰く、White Little Baby
同じ日、あいつもラップトップ買った。
Blue Big Baby


ちなみにテストは何とかした。インド人の大半はパソコン持っていない中で勉強してる。あいつらに出来て、俺に出来ないことはない。


これから本で勉強する時間が増えそうだ。

10.12.09

the END

3時間のテストを4週間で16個。
毎日書き散らかした結果、新品のボールペン2本を駄目にした。

SIMPLE as that

これがインドのスタイルだ。
10枚の白紙を渡され、試されるのは一か八かの知識。
問題ひとつにつき、要求される長さは800字。
それが5問。合計4000字を16回。爪の形が変わった。


てか、ボールペンの持久力ってスゴくね?


テストが終わって、残ったのは筋肉痛。
テスト中は一緒にいるASHでさえも寝るのが憚られるような気がして、お互い寝たら負けなんだ。だから、俺は机に足を投げ出し椅子の上で、あいつは床で資料を読みながら【orz】の体勢のまま寝る習慣がついた。そして、テストが終わり、久しぶりにベッドで枕なんか引っ張りだして寝てみた。

「首が痛ぇ・・・」

朝から首が筋肉痛。もうサンスクリットの固有名詞を覚える必要がないので、ちゃんと寝たらこのザマだ。俺の体は寝方すら忘れたみたい・・・

ハードを超えて、悲惨。
インド人は生まれつき頭が良いんじゃない。勉強してるから頭イイんだ。


日本帰る頃には出来のいい脳みそが出来上がってるかも・・・。

24.11.09

方法論

テストを延期させる術を考えた。すでに決定された日程を変えるには俺らの力は到底及ばない。そこで思いついた。

「FONSEKAを殺せ!!」

サラス・フォンセカ
元スリランカ軍トップ
今は自分で作った軍トップよりも上のポストにいる。

こいつとマヒンダ、そしてゴッタバヤのお陰でLTTEは潰された。

日本でも報道されているように、バブニアのマニックは近いうちに解放される。このマニックには、まだLTTEシンパがたくさんいるんだ。

いまこそ、フォンセカをやっちまおう
来年の大統領選にはきっと野党(UNP)から出馬して、マヒンダをも飲み込む(たぶん)。

昔、自爆テロで仕留められず、失敗したのは大きかった。取り巻きしか仕留められず、本人は入院した後、復帰した。アホ面さらして。

またコロンボで大袈裟なことが起きれば、学校は休みになる計算。

…我ながら趣味の悪い妄想だwww



でも、スリランカでLTTE復活が見たいのは本当だから。タミル人万歳。
銃によってのみ得られる自由もあんだよ。

Meci Wo Que

ヤバイね、体に力が入らん…

忙しすぎて一日一食の生活になり、
早10日。

うちに「聖★おにいさん」て漫画があるけど、ブッダに負けないくらいの我慢比べ。
好き好んで断食してる訳じゃないのに…orz 
てか、これがインド政府からも日本政府からもサポートを受けずに、丸腰インドで一人暮らしした結果。やっぱりスポンサーは必要だ。全部ひとりで何とかした(出来ちゃった)ツケがこんなところに出てくるなんて思いもしなかった。

この状況はここの環境がそうさせてる。
断食生活に停電まで加わったら、ドッペルゲンガーまで出てくるよ、きっと。俺Aはインドに残りながら、俺Bは呑気に千住で酒飲んでる絵が浮かぶ…

…ダメだ、だんだんフラフラしてきた。

気がつけば、余計な脂肪達はとっくに居なくなり、今ではクビレどころの話じゃない。痩せこけて、鏡に映る姿を自分自身と認めるには時間が掛かる始末。このままだと日本に帰る頃には骨と皮だけ…悲惨。

問題は飯を食う場所。インドは昼3時過ぎたら、まともなゴハンを提供してくれる店はない(高級ホテル除く)。俺らのテストが終わるのはだいたいいつも4時過ぎ。それから、夜の8時(店が開き始める時間)まで、それこそ耐久戦だ。テスト期間が続く限り、この苦行はまだまだ続くらしい。

テストよりも飯飯飯飯
この生活でもピンピンしてるインド人は、俺ら温室育ちの東京人とは生命力が違いすぎるね。

MECI WO QUE!!

20.11.09

exams going on...

引き続き、テスト中。
残りは13コ… また増えた… 果てしない…

正直、終わりが見えねぇよ ( ゚Д゚)

それでも、ウダウダしながらビール片手にAshwinと呑気にやっております。一人でやるよりも、勉強してるかもしんない。結局のところ、無意識に緊張してるからか、悪くなりきれないし遊びきれない。お互い根が真面目ww

てかComplete Disarmamentは可能か?ビール飲みながら、タバコ吸いながら扱うようなトピックじゃないね。必死こいて周りは勉強してるのに、やっぱり俺らは呑気だ。


 ★ ★ ★


「君に必要なことは、アカデミックの知識を実践することです。」


そう言われ続けて、またマスターのテストを受けてるとは思わなかった。軍縮も参加型もすべて一度は通過した。BFDから戻ってから、ひとりで図書館に篭ってたのは文緒のためじゃない。こんな日をあろうかと… (嘘)

お陰で書き出した手が止まらない。インドは質はもちろん量が重要なんだ。どんだけ制限時間内に書けるか。つまり、自分のアイディアのストックが多ければ多いほど有利なんだ。

ゲリラの戦い方、独立目的の民族紛争、参加型のやり方… 脳みそ以上に俺のカラダが答えを知っている。遺伝子レベルで把握してるらしい。俺には経験がある。そんな俺にハタチそこそこのタミルナドゥから出たこともないような連中が勝てる訳なかろうに。

でも、ぶっちゃけ、スゴくね?
経験だけなら、北千住でいいとこまで行きそうだよ。

特定のトピックに対して、アウトプットは自然に出る。問題はココから、インプットとスループットがどれだけ大きくできるか。
インプット<アウトプットが成立したら、俺は世界一のアホ決定。

もう少しがんばらんとね。

2年したら、実践に移せる。

18.11.09

変化を拒んだ結果

インド人、えらく老けて見える。

政治学部のUNCLE。名前の呼ばれ方と見た目を考慮して、弾き出された年齢は50代後半と思われる。完全にハゲ疲れたオッサン…

本当は34 (!!)

一世一代の大嘘。俺は認めないよ。
俺は10年後にはUNCLEの年になる。

そして、うちのSripathi
オッサン体型のM.Phil学生。最近、よく一緒にいるけど正体不明。
思い切って聞いてみた。

「お前、いくつ?」

俺の予想、きっとタメ。
25,6らへん。もしかしたら、30超えてるかもしれん… 


答えは23

ビェェェ 笑

想定外の年下。
俺らの中で一番若いのに、学歴も俺らより↑じゃん。

町中に溢れるオッサンのほとんどがプロジェリア。実年齢よりも劣化速度が異常に早い。この前、カルカッタのプロジェリア患者が新聞出てたけど、珍しくもなんともない。似たような人間がココにはたくさん。
そういえば、たしかインド人男性の平均寿命も60.3歳くらいだった。インドに年寄りはいない。全員オッサンの顔をした俺の年下。

インド人女は、実年齢と見た目の差は男に比べて少ないような気がする。


最後に、圧倒されて笑ったことがひとつ。

今日、うちの講堂で副知事による集会があった。何の集まりかは知らんけど、参加者は全員女。サリーを着込んで、腰まで伸ばした髪を後ろで束ねて終わり。前髪を作るなんて最上級センス。全部後ろに追いやった。

これがインドに存在する女の髪型。例外は認めない。

3000人の女が全員同じ髪型… バカじゃねぇの?滑稽だ。

これだから、発展速度に合わせられない貧民は嫌いだ。日本からの借款だけで今年も2000億くらいインドに入ってるはずだ。他にも2国間や世銀など援助は多い。一人あたりNGO数も世界一はインドだ。しかし、実際は開発援助が効果を示しても、受益者自身が発展に追いつけないで取り残される。変化を拒む限り、ソフトはハードに追いつけない。これなら渋谷の女子高生と何ら変わらない。

古い慣習も宗教も認めてやる。それだけが絶対の価値だと思うな。価値観の変化がない限りババァはクソババァになっても、その反対は有り得ない。お前らがどう考えようと誰も気にしないよ。世界は劣等文化だとしか考えてないんだから。

それを理解すれば、中国にソフトの面でも勝てるさ。


日本に勝つのは1億年早いけど。

16.11.09

水に負ける俺の足

一番怖いのは水。

水に比べれば、病気も事故も大した問題じゃない。


昔からそう、スリランカに居た時、Shantipuram(インド帰りの入植地)でウダウダしてるのが好きだった。仕事以外でも暇さえあれば、チャリ出して一人ウロウロしてた。そのシャンティ、雨季明けに行ったら全部水没してた。海面と同じ高さだから水は一向に掃けない。その状況で残ったのは俺らが作った道だけ。お上用プロモビデオを撮る仕事もしてたんで、雨季明けの村の状況をビデオに収めながら、それと同時に常に俺の足は水没してた。

その結果、足がグチャグチャ…

泥とかじゃなくて、皮膚組織がグチャグチャwww

要するに俺の足にあった小さな傷から、ウイルスが入り、皮膚を壊しながら緊急拡大。調子に乗って水溜りで遊んだのが悪かった。

アレ以来、チェンナイに来ても、路上の水にだけは足を入れたくなかった。

細心の注意で歩いてたにも関わらず、現在わたくしの足、


血 ま み れ。


きっかけは痒くなった足を掻いたせいだ。きっとその時、傷ができたんでしょ。今じゃ見るも無残な俺の足。


改めて、水 コエェェェッ(涙)


あとね、唇に水ぶくれみたい腫れもの出来てる。これはきっとインド版の思われニキビ。そういうことにしといて。

15.11.09

AAKは錆付く寸前

2週間で12コのテスト。

インドのテストは質より量が大切。覚えたら勝ちのゲームはやめようよ… インド人に暗記で勝てるわけねぇんだよ。

今日で1週目終わり。なんか予想以上にスゲェ疲れた。
というのも、学生症候群に加えてテスト以外の無意味な気を使い過ぎた(爆) 今ではその無意味がなんだったかさえ覚えてない。インドのマスターは忙しいんだ。


チェンナイの雨は降り止むそぶりすら見せてくれない。そもそもインドは遠慮ってものを知らないね。人間も虫も天気も…必要以上は鬱陶しいだけだ。



なのに断水

水浴びと洗濯が出来ない

不貞腐れる

大人しく勉強でもする?

やる気ゼロ

「また徹夜かよ(怒)」

次の日も雨。気が付いたんだ。
雨が全部わるい。歩くのさえ、かったるい。

!!!!!!

歩かなきゃいいんじゃね?



「ASH 頼むからバイク出してちょうだい」


Ashはラジャスタンからバイクを持ってきてる。俺の足は現在Royal Enfieldでございます。しかし、2ケツすると俺の尾骨がバイクのケツに当たって悲鳴あげんだ。毎日25kmも走ってるとさすがに尾骨上層部中枢が痛ぇ…

それにバイクでうち来たら、Ashが自動的にウチに泊まることになる。すでに4日連続www
勉強することを期待する方が間違ってる。でも、そうは問屋が卸さないのがジョグレカー。きっちり二人でビール片手にやってるよ、お勉強。

そういえばAshはドクターをBFDでやろうとしてる。俺はこれが最後だ。最後の学生サン。反吐が出るとは言え、最後くらいはきっちり勉強します。


AAKは錆付く寸前。

11.11.09

大天才、現る。

最近、プレゼンだのセミナーだの、
人のパフォーマンスを見る機会が大学の内/外問わず非常に多い。

政治家にしても教授にしても、話がやたら長い割りに大したこと言ってないのはどこの国も一緒。でも、たまに居るんだよね、プレゼンの大天才が…

いま世界で一番プレゼンがうまいと言われてるのがMr.オバマだったりSteve Jobs。個人的には、イギリスで見てた国会中継も好き。ブレアとかやっぱ凄かったよ。

実は連中に引けを取らない人がいたんだ、チェンナイ総合警察の警部(Inspector General)(?)。実はこいつの正体がまた訳分からん。日本でいう海自や海上保安庁とは違い、チェンナイ総合警察の人間だけど、海岸警備が専門。それにも関わらず、今日のトピックはアフガニスタン。特にAf-PakとISAF。

この人、JNU(ネルー大学@デリー)出身のエリートで室井サンと同じだけど、織田裕二は居なかったね。現場を知らない室井サンだ。

でも、はっきりしたのは
「頭良すぎて笑う」ということ。

俺の文章力では表現できないのが残念でならないけど、すげぇんだ。間の取り方とか、リズムとか、言葉選びとか…さすがインド、10億も人口いれば、居る場所に大天才が居るんだ。実際、アフガン増派に関してオバマの参考映像も流れてたけど、あんたのも負けてねぇよと思った。


さて、わたくし。

…足元にも及びませんな。
いくら英語とはいえ、もう何年使ってんだよ…


本物の天才を前にメッキを必死で守る人間は、ひたすらに隠し通すだけだ。スマートとか思われてんなら、思わせとけばいい。もしかしたら、俺はメッキが剥がれて初めて目にするゴールド(かもよ)。 期待だけはしとかんと(沈)

ぶっちゃけ、今日みたいなプレゼンが出来るようになるとは到底思えん。それに元来、日本人なんてプレゼン下手糞だからね。海外でカッコイイのなんて見たことない。お上も霞ヶ関もプレゼンだけは下手糞だ。


最上級のプレゼン
やってみたいね、ああゆうの。
厳しい現実を突きつけられて凹むわ。


-オマケ-

プレゼン後の質疑応答、話が複雑すぎて、俺の脳みそは勝手に処理を停止した(爆)
やっぱり俺はアホだwww

7.11.09

プライドだけは死んでも捨てたくない

朝から晩までよく降るね。スコールと違ってバカ雨はタチが悪い。

チェンナイは先月終わりから雨季に突入。聞けば、12月半ばまでこれが続く… 足元に浮かぶウンコ祭りはまだ1ヶ月も続くのねwww

貧弱な下水道には処理しきれない雨量だから、足元は常に水に浸かってる。それは波打ち際を散歩してんのと一緒の感覚。もうビーチボーイズごっこは飽きたよ。「イイジャン、ナツナンダカラ!!」は言われた日には、そいつ殴るかもしれんね。

こうなると、肝心要のことが出来なくなった。

今日はIJCCI(日印商工会議所)がオーガナイズする日印関係(&日印中韓)セミナーだった。場所は高級ホテルのバンケット。

実はまともな場所に出て行けるほど、フォーマルな服を持ち合わせてないから、シャツだけはバリッと買ったんだ。チェンナイで一番高級な店で一番安いのを…。
わたくし自身、素材がとりわけよろしい分、シャツにパンツと革靴を合わせれば、一丁前の完成。自分の事ながら、超カッコイイ。どこぞの国の領事や大使館職員は眼中なかった。

朝、家を出ると、
そこはいつもにまして増えてる水、要するに大洪水。
止まない雨を眺めてたら、セミナーのスタート時間が迫ってた。

イケイケてるのにビショ濡れでウンコまみれでホテルまで辿り着くか、野暮ったいけど濡れても何とかなる格好で辿り着く。

二兎追うものは二兎ともランナウェイ。

結局、俺は思ったよ。

「インドでイイ格好するのは、
諦めようヽ(´A`)ノ」

カッコつけることが出来なくなったら、何のために生きてるのか分からなくなる。

駐在の連中と違って、足(車、バイク)がない俺。この時期、外出するのも一苦労よ。


加えて、所得格差は教育格差。
金がない奴は足を確保できず、せっかくのチャンスを無駄にする。

頭の勉強は程ほどに俺の身体が勉強した。商工会議所のスピーチより俺には大事だ。

*実は今日のメインゲストにSubramanian Swamyが登場。Former Union Ministerで現Janata Partyのトップ。さすが中国が絡むと大物が出てくるけど、それにしても悪そうな顔だwww



3.11.09

世界一カッコ良くなりたい理由

21の時、初めてスリランカに行った。現場で開発援助のプロジェクトを回すコンサル会社にインターンとして拾って頂いた。お上(J●CA)の小言に反して、ドアホな俺を現場にねじ込んでもらった感謝は忘れない。あの時、プロジェクトに置いてもらったからこそ、今の自分がある。

現場は紛争地帯だった。最初の3ヶ月は安全だったけど、それ以降は大変だった。避難を何回も繰り返し上に、毎晩マルチバレルは頭上を越えていき、空爆も目の当たりにした。そして、知ってる奴は殺された。

このブログを読んでる人(俺と付き合いがある人)は知ってると思うけど、スリランカ軍とLTTEのEelam Warは2009年5月に終わったんだ。

プロジェクトスタッフの安否は無条件で気になる。バブニアのマニックファーム(難民キャンプ)に居ようが、どこにいようが死んでなければいい。ある時、行方が分からなくなってた元スタッフ3人の所在が判明した時は本当に嬉かったんだ。

紛争が終わったとはいえ、まだまだ日本が首を突っ込める状況じゃない。スリランカ政府もそれを許してない。でも、やっと今後に向けての調査が始まった。それをやってるのが、俺の面倒を見続けてくれてるコンサル会社の部長と俺の大学の先輩の2人。今回の調査で俺らがいたその現場に入ることも俺は知ってた。


そんな中、さっき突然スカイプに着信。ビデオありで通話開始した。相手は部長だ。よく見ると後ろの背景… ウチじゃね?


「俺らが住んでた家に行ってきたよ。●●(←プロジェクト名)の元スタッフ14,5人に集まった」


ビデオに映るのは部長以外にもう一人久しぶりの顔…


キターーーーーッ!!!

Joeじゃねぇかっ!! マイケル・ジョー・ペレイラがそこにはいた。



こういう場合、言葉が出なくなるのね。その場に居たかった。

俺が住んでた家は元ドライバーのアマラとヴィンセンがずっとメンテしてきた。俺がいつ帰ってもいいように…。部長曰く、土足で入るのが申し訳ないくらいにキレイだったらしい(きっと部長が来ると聞いて、急いで掃除したんだろうけどwww)

俺がチェンナイでマスターやってるのも、24時間タミル人に囲まれて生きていくのも、顔では笑っても、そんなに簡単じゃないんだ。ぶっちゃけ、気に食わんことは多いよ。イラつくことも多いし、1度として事が予定通りに進んだためしがない。それでも、耐えてるのは、

スリランカに戻るため。

俺が首を突っ込むための段取りは着々と進んでる。

あとは俺次第だ。

あいつらに戻ってくると約束した証しの指輪は3年経っても外してない。

これ以上、恥ずかしい姿は見せられんね。俺はカッコ良くなった姿をあいつらに見せたいんだ。わたくし、死ぬ気で頑張る次第です。

29.10.09

【21世紀】 わたくし、二宮金次郎

うちとアーミーのジョイントでのプレゼンを外されて1週間。
昨日、突然言われた。


「明日のセミナーはお前がやれ」

(*うちの学部では毎週水曜にセミナーがある。毎回、誰かがプレゼンを担当し、トピックは決められてる場合もあるし、自分で決める場合もある。)


てか、いつもそう。
指示はいつ出されてもいいけど、それを準備するまでの時間がなさ過ぎる。

もちろん、プレゼンテーマは【総選挙09 Before/After】
日本の対インド政策も漏れなく付いてくる。

ぶっちゃけ 先週、不貞腐れてからすべてを投げてんだ。
昨日の今日でプレゼン、それも持ち時間1時間とは…ムチャブリもいい加減にして欲しい。

嗚呼、困ったことになった…(欝)

でも、やらない選択肢は最初から用意されてないんだよね
残念ながらウダウダしてる時間はない。

カウントダウンは始まった。(この時点でセミナーまで丸24時間)

昨日の午後は授業あったけど準備のが大切と判断、トンヅラして、家帰った。まずやることは構成だ。全体の知識を入れてる時間はない。ベースを決めて、それに沿って肉付けするしか方法はない。

それから、少ない脳みそ使って考えた。考えて考えた。マクガイバーが出てくるくらい。カバーするのは自民、民主、総選挙、9条、自衛隊、そしてインドとのジョイントステートをはじめとする最近の対インドの動き。ただでさえ、9条と自衛隊(給油問題)なんて日本語で説明したって100%理解させるのは不可能なのに、セミナーの出席者は全員がインド人。日本についてなんて、新幹線と侍のイメージしか持ってない連中なんだ。そいつらをどうやって取り込むか… 総選挙に焦点を合わせて、外交に関する壱マニフェストは最初から捨てることにしたんだ。でも、まだ全体像はぼやけてる。(この時点でセミナーまであと14時間)


それでもどっかで、もう少し早く言ってもらわんとお互い中途半端じゃねぇかよっ…とか愚痴を言いつつ作業を続けた。それにしても、なんでこういう場合に限って、タバコの本数が増えるのかね?不思議で仕方ない。尋常じゃない本数吸ってる。


で、午後11時を回った頃、アレが落ちた。

プチッ…とね。


パソコン。
そして、辺りは真っ暗に。


えEEEEEEEEEEEEEEEEEEEっ!!


俺、涙目。
よりによってこのタイミングで停電… 泣きそうだった。
まだまだやることは残ってるし、完全徹夜の覚悟は出来てた。

それなのに、文字が見えない(涙)


きっとこれを理由に学部長に言い訳したところで、
「月は出てたのか?出てたなら、十分明るいじゃないか?」
そう言われるに決まってる。


外を覗くと
月 キターーーーーー!!
街灯も1個 イキテルーーーーーーー!!



(ほら、結構明るくね?)


でも、俺の懐中電灯サンがは死んでたwww使えねぇwww

「神様なんてのはいねぇんだよ」と日ごろからちびっ子には教えてるけど、少なくとも月と街頭のお陰で救いの神は存在する確信した。間違いない。(セミナーまであと9時間)

こうなったら、勉強道具すべてベランダに移して、地べたにノートを広げるしかない。途上国を言い訳にしたらキリがないし、俺はその辺のドアホ日本人とは違う。ホコリまみれになろうが、雨に打たれようが関係ないんだ(一昨日から待望の雨季突入★)

でも、この状況は勘違いするね。


「わたくし、二宮金次郎」


ダメだ… 完全に楽しい…
月明かりと街灯、それでもゼッタイ的に明るさが足らんかったので、携帯の液晶も投入。懐中電灯サンが死んだ今、日本で一番携帯の液晶のありがたみを知ってる男になれると思うんだよねww

とりあえず、プレゼンの構成は作った。ネタも出来た。予備知識も完璧だ。60分の長丁場をパワポもOHPもない中で乗り切れるか知らんけど、全部シカトしてたら、朝になった。

水浴びしようと思ったら、
水 来ねぇぇぇeeeeee!!

もう嫌。改めて 俺、死亡。

雨風に晒されながらも勉強したから体がおかしい。てか、汚い。想像してよ、この状況。泣けてくる。シャワーも浴びれずに人前に立つなんて、ベジータ並のプライドはズタボロだよ。

ストックしてた水1ℓで歯を磨いて、顔を濡らしたらゼロになった。不本意ながら匂いは香水で消し、ヒゲはそのまま、坊主のくせに変な癖もあり。

セミナーまで1時間。


腹はくくったんだ。もう人間が自然に勝てないのと一緒で、停電と断水になると日本人は何もできない。プレゼンも準備期間が短い。結果が最上級でなくとも笑え。最後に笑った奴が勝ちに決まってる。

結果から言うと、プレゼンは悪くなかったと思う。反応も悪くなかった。全員が全員、日本の総選挙をフル理解したとは思わんけど、ある程度のインプットは出来た。

WONDERFUL / AWESOME

その一言と俺に握手を求めてきた人間の数だけで、昨日から今日までの慰めになった気がするよ。

昨日から今日にかけての24時間で俺は新しい装備が手に入れた。ぶっちゃけ結構カッコイイかもしれんよ…結果は上々、気分も上々。


でも、激しく疲れたから寝る。


【今日= 昨日+100】

28.10.09

テレビでマイクロファイナンス

日本のテレビが見れる。

今夜はワールド・ビジネス・サテライトで「マイクロファイナンス(MF)」について特集やってた。MFって言葉が地上波のニュースに出るとはね、正直驚いたよ。援助関係者だけが使う特権じゃないんだね。

そういえば、もうNGOは新出単語でも何でもない。新聞みても、ニュースでも聞こえてくるし。

番組で日本の貧困層に対してMFを導入する余地はあると専門家は言ってる。理論上、もちろん可能だ。

でも、俺はね、ぶっちゃけ無理だと思ってんだ。

キーワードは貯蓄癖と集団行動。

途上国の貧困開発を目的として据えるなら、効果は十二分にあるし、金融商品としても将来は明るい。実際、大和証券がサービスを展開してるんだ。でも、日本国内の投資先としては金にならんよね、きっと。

でも、MFがクローズアップされる流れはステキ。
カッコイイ援助の仕方、もっとみんな知るべきだ。

26.10.09

Tokyo: Down to the Jazzyearth

仏蘭西人のJazzを聞きに行かないか?とのお誘い。
場所はチェンナイにもある、あのCourtyard Marriott

そもそも俺に音の良し悪しなんか分かるはずもなく、
Jazzといえばマイルス・デイビスかコルトレーンの名前しか思いつかない。
そんな安い感性が感じたのは、

「大したことねぇwww」

Jazzは居酒屋のBGMとしか思ってない俺には場違いだったかもしれない。


それでも、そのラウンジに居た間は至福の時間
やっぱり俺も東京人。

Jazzのライブ終了後、
ハイネケン片手に、ソファでウダウダ…
照明を暗いのは豆電球だからではなく、それは間接照明。
レジデントDJが回すのは、インドには合わないAmbient

東京では控えめにさえ映る光景も
ここでは先進国を思い出させるには十分。


「居心地がよろしい」


大学の連中には悪いが、
俺の感覚は東京育ち。

お前らには合わせても、染まることはないんだよ。


極端な話、
NYのマンハッタンのビルの屋上から
次の瞬間、バブニアの難民キャンプに降りていけるような
そんな両方の感覚が欲しいんだ。今後のためにも。


【omake】
ドレスコードがあったために、シャツに革靴なんかを引っ張りだして決めこんだ。
Times of IndiaとThe Hinduなんかに写真を取られたにもかかわらず、今日の新聞には俺の姿はどこにもない… 坊主だからか?そうなのか? 髪、伸ばすか…(悩)

24.10.09

アイドリング禁止を禁止

今日は土曜だ。

疲れ切った週末は何もしたくない気分。

時間に追われてるせいか、日ごろ眠りが浅い。昼寝すら体が拒否する。周りのインド人みたく、午後のスタートは夕方から… その開き直りには罪悪感すら感じるんだ。

今日は二度寝した。
起きたら、2時前。
カレー食べて、新聞買ってきた。
さっきまでCity of Godのdvd観てた。

起きて6時間、やったのはこれだけ。

さて、改めて昼寝でもしようかな…それとも、またdvdでも観るか…

今日は何もしたくない。
引きこもりBANZAI!!


★ ★ ★

トモダチ2人から同時に結婚の報告メール。

メデタイね。

特に片方に関して、あいつが俺のインド行きの道を作ってくれたんだ。それに結婚のことも前から知ってたから感慨深いね。

でも、ディズニーランドとバンコクでのPartyには行けそうにない。


俺はインドにいることで失くしてるものが多い気がする。

20.10.09

今日の出来事 その2

さっきの続き。

(BGMはBloc PartyのLetter To My Son)


先週から誰それ構わず、大袈裟に忙しい!!と言い続けてきた。

実は先週の水曜、プレゼンのオファーを頂いたんだ。アーミー関係者とうちの学部全体に対して日印関係、特に政権交代後の変化について、憲法9条と絡めてプレゼンするように言われた。ご指名であるが上に、インド軍関係者を招いて、メインスピーカーとして壇上に立つわけだからプレッシャーも大きい。でも、このオファーを受けた時、ジョーカーを引いたんじゃなくてチャンスだと思ったんだ。だから俺は引き受けた。持ち時間は90分あって、30分を質疑応答に充てるとしても、残りの60分は俺が喋り倒す。

でも、よくよく考えたら、俺は日本のこと何も分かってないんだよ。日本人なのに、スリランカの情報収集ばっかしてるし。だから、先週からずっと自民、民主、総選挙、憲法9条、そしてNPTと給油継続問題、これら全てを頭に入れるため勉強してきた。自分が理解してないままプレゼンするわけにはいかんし、うちの連中を相手にする以上、生半可な知識ではゼッタイに打ち負ける。そういう訳で歴史から何から何まで全て頭に入れる必要があったんだ。

それでも、プレゼン準備だけなら忙しいとは言わない。問題はこのプレゼンに加えて、3つの課題と1つのテストが今週控えてんだ。1日24時間であることを恨みながら、週末は寝ずに勉強した。

課題はインド・チョーラ朝のWarfare、語用論、国際テロの枠組み内の自爆テロと自爆攻撃… 泣きながらパソコン叩いたのは久しぶりwww

そのお陰でね、3つの課題はきっちり終わらせたんだ(ひとつは1日遅れたけど…)。

ぶっちゃけ、最初から脳みそが悲鳴あげてた。完全にキャパシティーオーバーの状態でも続けてこれたのは、俺の頭の中には「これが終わればシッキム旅行…」という想いがあったから。モチベーションなんてこれだけだったし、世界で3番目にデカい山(カンチェンジュンガ)を仰ぎながら、みんなでビール飲みたいじゃん?

昨日も民主党のマニフェスト読みながら、気がつけば朝だった。今日の授業は1コマだけなのは幸いだった。とっととトンヅラして、プレゼンとテストの準備が出来る…、はずだった。

トンヅラがけに言われた学部長の言葉。俺が凹むには十分すぎる。

「…シッキムには行かせない」
「…プレゼンは違う奴にやってもらう」



さすがに俺もキレるかと思った。

「所詮、こいつもインド人」

シッキムに行くための根回しは全て終わってんだ。セメスター中に旅行に行くのはうちの学部だけで、他の連中は俺らが行ってる間も通常通り授業がある。そのため、特別に休む許可も貰ったし、いろんな人に対してレターも書いた。加えて、電車や宿の手配も済んでる。プレゼンも同じ。すべての準備は始まってる。ここに来て、俺より面白い奴が現れたんだか何だか知らねぇけど、ずいぶんヒドいんじゃね?プレゼンの結果がどうなるか知らねぇけど、気合と準備だけはちゃんと揃ってたんだぜ?まずは俺に喋らせろよ。

シッキムに関して、カチンときてるのは俺だけじゃなかった。行く奴全員で学部長の部屋の前で座り込む流れは当然だと思う(いわゆるストライキとかデモね)。旅行キャンセルは学部長の一存だ。行ってOKのサインを出したのもあの人ならば、意味不明なNOを突然言い出したのもあの人だ。学部長は常に学部内にTransparencyとFriendlyを持ち込む。だったら、今回はあんたがそれを率先して俺らに見せるべきなんじゃねぇの?なぜ、俺らが行けなくなったのか説明責任はあるはず。

一目会うために1時間は座り込みを続けた。それも無意味だった。出てきても俺らのことは無視。そして何事でもないかのように部屋に戻る学部長。教授と学生の関係としては明らかに間違ってんだろ…。

ここまで来たら、さすがに呆れたよ。糞ガキだってこんなにタチ悪くない。

俺はあの人のこと、普通のインド人と違って、ちゃんとDisciplineが備わってると思ってた。理路整然としていて、人間としてのモラルもある。尊敬に値する人間だと考えていたからこそ、俺が日本に帰ったときも日中関係の文献を持って帰ってこいとの指示を出されても、文句言わずに東京中探したし、東大の日中関係研究者にも無理を聞いてもらって、お望みのものを持ち帰った。

幻滅が先に来るかな。先週からずっと張ってたテンションも切れた。シッキムに行けない理由を分からなければ、俺がプレゼンから外された理由も分からない。

なかなかうまく行きませんな。これからの事は明日以降に考えるよ。


酒でも飲むか?

今日の出来事 その1

今日一日で、これまで張り詰めてたテンションも一気に緩んだ。一度緩んだものは簡単には戻らない。


┐(´Д`)┌オテアゲ

ビロンビロンだもん。



原因は2つ


一つ目は下(↓)


Bloc Party 活動休止でメンバー離脱!?

まもなく活動休止を予定しているブロック・パーティーだが、そのままメンバーが離脱する可能性が浮上している。現在進行中のツアーを終えた後、長期の休みに入ることが決定している彼ら。しかし、ドラマーのマット・トンいわく、彼自身は休みが明けてもバンドに戻るかどうか確信が持てないという。「俺たちには確かに休みをとって、バンド以外の人生について少しは見通しを立てる必要があると思う。もしこの先いつかまた集まることがあれば、気持ちも新たに、やるべきことに関するアイデアに溢れているといいなとは思うよ」と、BBC 6Musicに対して活動休止後の展望を語ったマット。しかし、「ケリー(・オケレケ/フロントマン)は貪欲なほどにワーカホリックで、モノ作りこそが彼の天職だったりもするから、彼の口からまた何か聞けるのは確かだと思うよ。ラッセル(・リサック/ギター)とゴードン(・モークス/ベース)も一緒にね。でも俺に関しては、どうかな。しばらくは別のことに挑戦するのも悪くないかもね」と、離脱の可能性をほのめかした。なお、現在UKツアー中の彼らだが、10/16(金)のニューポート公演はラッセルの体調不良により中止となっている。



休止→脱退→解散の噂は前からあったけど、そんなこと言わないでおくれ。Bloc Partyは間違いなく世界最重要バンドなんだ。もし解散になったら、俺は生きていけない。俺は何を聞けば良いんだよ?


マジで凹むわ… やり切れん…
こういう夜は一晩中リピートしながら寝よ。


★ ★ ★

二つ目の理由はあとで書くよ。
Bloc Partyのこともそうだけど、二つ目のお陰で
わたくし ダルダル…


(追記)
インドから動画のアップロードは出来ないみたい、遅すぎて…。Bloc Partyが世界最重要バンドである証拠を載せられないのは非常に悩ましい。

Hmmmmm…


YouTubeで検索して

19.10.09

地球縦回転

Ashがラジャスタンに帰った。その前、俺ら二人だけ最後に飲み行ってきた。

自分と似た人間に出会えるのは嬉しいね。俺らは考え方も違うし、生き方も違う。そもそも、俺は日本人であいつはインド人だ。それでも、お互いが分かってるのは、

「最後は俺ら二人」

ということ。

大事な時に最後、時間を共有する人間。

似てる点を探すほうが難しい。でも、一つ似てるポイントを挙げるとすれば、それは哲学だ。ただ俺は脳みそが足らん人間なので、文字で表現することは出来ないけど…。隣にずっといて、こんなにも違和感がない奴は初めてだ。

そういう人間が近くに居るのは良いよね。

最後の酒はビールのみ。ラムもブランデーもなし。
ひたすらにビールをあおり続けた。
それにややこしいことを考えるのもやめた。
久しぶりに地球縦回転。

次に会うのは11月半ば、俺がシッキムから戻ってきたら。

俺もあいつもどこに行こうが、最終的にチェンナイに戻る場所が出来てしまったよ。

17.10.09

Diwali

ディワリはヒンドゥー教徒にとって新年とも言える大祭で、毎年10月下旬から11月上旬ごろのカールティック月(ヒンドゥーの暦の7番目の月)の新月の夜に行われます。別名を「光の祭り」とも呼ばれるディワリは、インドの収穫の時期に当たり、富と幸運の女神ラクシュミや、富と繁栄の神ガネーシャに対し祈りの儀式(プージャ)が行われます。ちょうど日本の新年のように、ディワリの前には各家々が大掃除を行い、多くの場合は壁も新たに塗り替えて、心機一転新しい年の訪れを祝います。夕刻からは各家の門や出入り口、窓辺などに素焼きの小皿(ディヤ)にギー(精製バター)を満たし、コットンの灯心を入れた灯明に明かりが点されます。これは、幸運を運んでくれる神様が迷わないように夜を明るく照らすという意図から始まりました。本来のディワリは、無数の灯明が夜を彩る大変美しい祭りでしたが、近年は電飾で家や庭を飾るようになり、それのみならず大都市では爆竹や花火で派手さを競い合うようになり、これに伴う大気汚染が大きな社会問題となっています。このように演出が派手になるにつれ、ディワリは宗教を問わず国を挙げてのお祭り騒ぎという要素を増し、本来の姿であるヒンドゥーの静かな祭りからかけ離れていきます。 ディワリの季節はプレゼントの時期でもあります。親戚や近所同士で甘いものやさまざまな趣向を凝らした贈り物をします。また使用人や公共料金の集金人などにはチップが欠かせません。インドでは、この時期はボーナス・シーズンでもあります。なお、ヒンドゥー教徒だけではなく、シーク教徒やジャイナ教徒もこの祭りを祝います。ジャイナ教徒が祈りを捧げるのは、ヒンドゥーの神様ではなく、教祖マハーヴィーラです。 (引用元:インドチャンネル)


★ ★ ★ ★ ★


本日よりディワリであります。


インド、うっせ ヾ(`д´)ノ


インド全域、昨日からずっと爆竹・花火の嵐。「光のお祭り」っていうくらいだから、花火上げたりするのは仕方ないと思う。しかし、お祝いを差し引いても、24時間爆竹は辛い…


「テメェのケツに花火 ブッ込んでやろうか? ( ゜Д゜)ハァ?」


…とは言えない、俺…orz

ケツがちっちゃいね。
1000人くらいに家囲まれて、爆竹投げ込まれても嫌だもんwww

したがって、部屋で大人しくしときます。


★ ★ ★ ★ ★


そこに、ASHから電話。

「飲みに行こうぜ!!」
「バカ!!うちの目の前、大変なことになってんぞ」

バス停に辿り着く前に、俺の鼓膜は破壊され、ケツに花火さされる可能性高し。

Ashは明日からむりやり休暇を取って、ラジャスタンに帰ることにした。出発前のラムコークは不可能なので、帰還のラムコークはケツが火を噴くほどに…覚悟しなさい。

(俺らのシッキム行きは26日になる見込み)

残念ながら飲みに行かんので、やっぱり部屋で大人しくしてます。




sikkim行きが決まってから、大事に保管してた…


ビアマグ!!


飲みに行けなかったので、初めて使ってみた。メンテしてない深井戸に見えるけど、ただの味噌汁ね。


次はヒマラヤを望みながら地球縦回転。

16.10.09

生かす術




今だけは許せ

「ドイツモコイツモアホナラアホノママシネ」


…スッキリした


俺にはこれしか出来ないみたい

底が知れるね


人間は所詮、自己愛だそうです… 納得。

14.10.09

神頼み




なんか最近、大袈裟に忙しくね?
ココロの平安を取り戻しにテンプルへ・・・

ニキビじゃねぇって!!


全部片付けたら、みなさん 一緒に煙突に昇りましょう。
下界を見下ろすんだ。


【今日= (ある意味)昨日-1】

8.10.09

デジカメがある生活

お待ちどうさまです。

やっとカメラをゲットすることと相成りました。
それも一度に3台も…2回も壊していいみたいですwww

これで俺のブログも、
ちっとは華やかになるかな。

昨晩、Ash, Po, Kokがうちに来て、
飲むだけ飲んで帰ってった。
被写体第1号はあの連中。



うちからの眺め(隣はヒンドゥ寺院)


うちからの眺め(ガンジーとか歩いてないからつまらんね。)


うちからの眺め(正面)


Mr.アシュウィン・ジョグレカー、こんなウカれたインド人もいるのよ。


あいつ、背中にタトゥー彫ってる。
「ジーザスじゃねぇよ…俺、ヒンドゥだって言ってんだろ!!」
紛らわしいんだよ…ったく。


(加工しすぎたwww)


うちのエース、Po


Oh!! Jesus!!


Kok


365日ピンクの男


楽しい夜


これが俺のインド
Team KIMURAの敷居は低い。

誰でも入れます。

6.10.09

India, No Wonder

日曜の深夜、
予定より1時間遅れでインドに帰国

空港Arrivalスペースに群がるインド人を見ても、
もう心ひとつ躍らない。何の感情も湧かないんだ。

わたくし@チェンナイ

日本から帰ってくる途中、
KLからのトランジットで完全に自分の気持ちを理解したよ。
機内では俺以外、CAを除いて全てインド人だった。


俺はインドが嫌い
俺はインド人も嫌い


街全体、国全体が公衆便所で汚ねぇし、死にたくなるほど臭い。やたら多すぎる人間も、その大半が乞食に毛が生えた程度。肌も黒過ぎて、暗い中だと歯しか白い部分が見えないのも気持ち悪い。そして、一度知り合いになろうものなら、鬱陶しいことこの上ない。勝手に他人の領域に土足で踏み込んで、自分の都合で帰ってくのは当たり前。食べることに関しては異常にカレーに執着して、食っても労働はしないときた。ここまでくると、人間と動物の境界線すら、ぼやけだす始末。低脳・野蛮・貧相の3拍子がお似合いだね。


それでも、そんなインドに帰る選択を俺はした。


今日、久しぶりにカレーを食べたんだ。
場所は昔ホテル暮らしだった時、よく行ってたベジ・カレー屋。

「久しぶりじゃねぇか。カントリーに帰ってたのか?」
「いや、今は●●に住んでんだ」
「そうか、とりあえず食いたいもの言え。」
「ミールス(カレーランチ)くれよ」


赤大根カレーと芋のヨーグルトカレーが出てきた。
手でこねくり回して、一口食ってみる…


うめぇぇぇぇっ!!


先週まで不味くて不味くて、死なないために食ってたカレーが
これほどウマく感じるなんて…

不覚にも「おかわり」…


更に学校に行けば、
たった1週間しか会わないだけだったのに、
連中の顔を見るとひどく安心した。

今週はエッセイが1本ある。
来週はテストが3つある。
再来週はシッキムに行く。

全部がオートマチックに動く日本とは違って、
生活面も含めて、生きていけない奴は淘汰される環境。
チヤホヤされるより、よっぽど楽しいじゃない。

ゼロをヒャクにする作業

きっと、ヒャクにするまではもう日本には戻らんよ。
何も出来ない日本より、何か出来るチェンナイ。
チェンナイで生きていくのは日本よりももっと楽しい。

だから、俺はチェンナイに戻ってきた。


インド 2nd Roundは勝ちに行く。

Tokyo Premium Days

合計日本滞在時間: 184時間
ビザ取得に要した時間: 9時間
飲んでた時間: 56時間

文字通り、体張って過ごした1週間
2011年9月までのビザはきっちり頂いた。

全部は書けないので少しだけ。
楽しい9割、反省1割。



【GOOD】

① 俺に時間を割いてくれた人
ほとんど飲んでばっかで、18件もの飲み屋を回ってしまった。わざわざ時間を俺に使った甲斐があったかどうかは知らんけど、ありがたい話です。のべ何人くらい?100人くらいいたかな…大変お世話になりました。特に二人のC(Cっちょ、Cヒロ)に会えて良かったよ。
タダ酒の分は2年後、100倍にして返します。

② 満たされた物欲
出来るだけトランクとガラガラとバックパックだけで生きていけるようにしてる。だから、形のないものにはこだわる。インドでは俺の物欲を満たしきれない事実もあって、その反動で日本では日ごろの物欲が爆発。必要なもの以外に欲しいものを買ったのは久しぶり。

③ 織田裕二と山口絵理子
今回を逃すと劇場でアマルフィを見る機会は完全になくなる。飲みの時間を遅らせ、大使館から日比谷までダッシュする羽目になったけど、その価値は十分にあった。てか、本当に生きてて良かった。織田裕二のかっこ良さは異常。
メディアに登場した山口絵理子にもタイミングばっちり。本は持ち帰ってきたし、ラジオにテレビの前なら心して正座。いままではSupawomanだと思ってたけど、あの人も俺と同じ普通の人だ。それが分かったことが一番デカい。



【BAD】

① 都合つかなかった人
1週間しか日本にいないから、前もって連絡したのはごく僅か。それでも、どっかから情報を得て、飲みのオファーを出してくれた人はたくさん。全部のオファーを受けられれば良かったけど、物理的にも時間的にも難しかった。申し訳ない…次こそはなんとかします。

② 泣かせた子
真剣に好きだと言われて、右から左に受け流した。すいませんね、こんな対応しか出来なくて…面倒なのは嫌いなもので。その後、ケアせざるを得なかった人にも迷惑掛けました。次からはちゃんとします、一応。



それにしても、日本にいる間、ずっと楽しかった。
もう俺が帰る必要はないね。



サヨナラ サヨナラ


ニネンゴニ アイマセウ

26.9.09

I'm back

わたくし@日本

戻りました。
世界一の北千住に居ます。

24時間も掛かったよ。
ほとんどが飛行機… だから、長距離路線は乗るの嫌いなんだ。
それにボーイング設計はシートの頭の部分が突き出てる上に硬いから、首が痛くて泣きそう。ついでにアゴまで出てきそうだもんね。
だから、首に優しいエアバスは偉いよ。

それにしても、参ったよ。
アイテネリーには書いてない場所に連れて行かれたんだ。
チケにも当然KL→NARITAと書いてあんのに、寝て起きたら、そこはKK

コタキナバル!!

図らずもボルネオに降りてしまった…
そして、清掃を理由に強制的に機体から蹴っ飛ばされて、
イラついたもんだから、キナバル山を眺めながら一服。
良い気分でした。

てか、こんな事もあるもんだね。
飛行機なんか電車感覚で乗りまくってるけど、
突然、訳わからん場所に着陸。

次は遊びに来るんだ→KK


とりあえず、無事に日本に到着しました。
1週間しかない滞在でやることは山盛り。

大使館行って、アジ研行って、会社行って、大学行って、銀行行って、パソコン屋行って、織田裕二行って、グロフェス行って、飲み行って、飲み行って、飲み行って、飲み行って、飲み行って… こんな感じ♪

俺と会う人、期待してちょうだい。
会わない人、会いに来てちょうだい。

3ヶ月分のネタは眠らせたままだよ。

24.9.09

【お知らせ】 グローバルフェスタ

10月3、4日はグローバルフェスタ @日比谷公園
(詳しくはこちら→http://www.gfjapan.com/index_02.html

今年は4日(日)が帰国日なので、
俺は3日の土曜日だけ行きます。


アジアを紡ぐ会
http://homepage3.nifty.com/asa-info/


テントは
イエローブース Y-13-B


暇なら遊びに来てちょうだい。
土曜なら朝からずっと終わりまでテントにいます。

うちはインド・スリランカ・バリ島で回してるけど、
特に俺はチェンナイ帰り。

特にスリランカ北東部、スリランカタミル人、
インドタミル人、チェンナイに関してネタは揃ってる。

援助でもヒンドゥーでもLTTEでも観光でも、ドンと来い!!

ローカルによるうちでしか買えないものもたくさん。
オサレグッズ探すのも良いね。
場合によっちゃ、ケンカも売るし、
もちろん売られたら、高値で買います。

お茶でも飲みながら、遊びましょ


誰か、インドでスリランカ・タミル人援助に興味ある奴とか居ねぇかな…

一時帰国

明日、夜中の便で一時帰国します。
25日の夕方には日本。

マレーシア経由。
本来なら、あなたに会いに行くためにKLに降りたかった…涙


こんなはずじゃなかった!!

今回の帰国は本当に想定外の事態なんだ。別に帰りたくて帰るわけじゃないし、マスター取るまでは2年間帰らないつもりでいた。

主な目的はトラブル処理。このトラブルを処理しない限り、勉強は続けられそうにない。そのために日本へわざわざ帰らざるを得ない状況になった。

トラブルに直面したのはもうかなり前のことだった。
問題が発覚した当初、大学側も俺の周りの人間も、加えて俺自身も結局はなんとかなるものだと楽観視していた。それが、時間が経つにつれて、どうしようもないことが分かり、インド政府は首を一向に縦に振らんので、帰ることに…。

解決策は日本にある。
バリッと片付けて1週間後にはココに戻ってくるよ。


悪いことばっかりじゃない!!

実は一時帰国が決まって、
ほっとした気持ちがあるのも事実。

いままで3ヶ月、必死にやってきた。
誰のバックアップもスポンサーもいない中で、
ゼロからスタートとしては胸を張って、立派に魅せられると思ってる。

でも、予想以上に一人で生きていくのは大変だった。
ここ最近は気が緩んで、体調を壊すこともあったし、
外に出る気さえ起きない日もあった。

一度、ある程度まで創り上げると、そこからもう1回ジャンプアップするのは、並大抵じゃない。
死なない環境は整った。一人で生きていける。
でも、そこからこれまで誰もやったことがないことが出来るかどうかは別の問題だ。

惰性を感じ始めた精神と身体のメンテナンス

仕事はします。
もちろん、トラブルも処理します。
でも、全部終わったら、遊ぶんだ。

ちゃんと体張って遊ばせていただきます。

21.9.09

女子バスケ

ただいま、女子バスケアジア選手権 開催中。
日本代表とかアジア全体から代表チームが来てんだ。

上位3チームは世界選手権の出場権がもらえるみたい。


空調の効いた場所で一人になりたかったんで、
一人で観戦してきた。
バスケとかスラムダンクしか知らねぇけど、タダだし。

なんか、日本でもスカパーで生中継されてるみたいよ(大会は24日まで)。
俺のシート、両サイドにその中継カメラで後ろには英語の実況と解説。
情報ゼロの俺には気の利いたサービスですな。

観戦したのは、
■ウズベキスタン対フィリピン
渦は試合に負けて、見た目で圧勝。
■日本対タイ
日本に美記男がいたよ。河田の兄ちゃんはいなかった。ダブルスコアで日本爆勝
■インド対中国
人口13億対10億の戦い。中国みんなデケェ。美起男ばっか。そのうち、反中の団体(おそらくFree Ti●et)が湧いて出てきた。キモイから国に帰れ。結果はインドがカレー食いすぎて惨敗。


生まれて初めてバスケの試合を間近で見たんだ。
結構オモロイww
日本代表、勝ってよかったね。

でも、今度は男子代表の試合が見たい。
ぶっちゃけ、ダンク見てぇもん…



ところで、試合開始前のこと。
会場全体が立ち上がって、国歌斉唱の場面があった。

何も感じない。
スタンドを陣取る日本人集団を見ると、イギリスにいる中国人に見えた。
要するに、気持ち悪い。

もう感情的ナショナリズムも日本人帰属意識もどっかに置いてきた。



「ニッポンチャチャチャ…ヽ(゚Д゚ )ノ」


…うっせ。


朱に交わる前に、願い下げ。

20.9.09

結局、根性ある奴が勝つんだよ

今週は辛かった。
生き永らえたのは必ず次につながる。

週明けはいつもどおり始まった。
問題が発生したのは、火曜の夕方からだ。
前の日(月曜)に夜中まで無理して、レポートを書き続けた。
夕飯も食わずに…。

火曜日、寝てるときから腹減ってた。
だから、いつもは軽くしてる昼飯をこの日だけはガッツリ。
ときどき行ってた店にもかかわらず、俺の腹がブッ壊された。

Biriyani

この日に限って、鶏が腐ってたか、もしくは油が腐ってたか…
とにかく、内臓は機能不全により使い物にならん。

明けて水曜のセミナーはどうにか「出席」だけしたけど、その後の認知症キャンペーンの打ち合わせと木曜の全てをスキップ…

もう完全に病人状態www
上の口から入れたものは下の口を通さずに上に逆戻り。
全部、吐いた。結局、水曜から金曜まで胃の中にはチリひとつ入れてやんなかった。

そりゃ、痩せるわ!!
眩暈を起こすのも当然だ。

そこに追い討ちをかけるように、
レポートの締め切りが金曜に迫る。

水曜の時点でまだ4分の1を書き上げただけだった。
よりによってHOD(Head Of Department: 学部長)の課題。

「期限を過ぎた提出はいかなる言い訳も認めん。親が死のうが、電気が止まろうが知らん。」



びぇぇぇぇぇ 涙



最悪だ。

でも、木曜深夜3時までなんとか48ページを書き上げ、
金曜朝、フラフラになりながら提出。
提出前に国際テロの授業にも出たけど、聞くわけねぇだろ…こっちはそれどころじゃなねぇ…

俺もゲリラ戦だよっ!!

しかし、お陰様でやるべきことはやってやった。
古代インドの戦争哲学なら俺に聞いて。


何をやるにしても、
これは自分で決めた道。
「やらない」の選択肢は最初からない。

それでも、やりきるには根性

自分のやりたいことすら
満足に出来ないようじゃ、
根性ナシといわれても仕方ない。

小手先の技術は要らない。


根性ある奴が勝つ。


俺は根性で生き永らえた。





【感謝】
レバノンの空の下で、オリーブを育ててる貴方。いつも気に掛けてもらって感謝してます。今回は特に心配を掛けました。また借りが出来た…ね。

ゼッタイ、俺らで新しい歴史作りましょ。

16.9.09

9月16日

最近イラつくことが多い。
自分にも、他人にも、動物にも全部。
それに加え、また体がブッ壊れる… 吐きそう…
世の中みんなが敵に見えるね。

手首は曲がらんし、外歩けば相変わらずクソ暑い。
痛ぇんだから、少しは涼しくなれよ、使えねぇな。
それにバカ多すぎ。もう笑って対応とか出来ねぇよ。
ただただ、目の前から消えて欲しいと願うばかり。



・・・ヤメダ、ヤメダ。

愚痴を垂れるのは簡単。
でも、今は耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ時間。

受け入れます。全部まるごとバリッと。
インドにいるのは俺の選択。
どこぞのドアホに指示されたわけじゃない。

考えれば、あと2年。
来週は一時帰国。

こんだけ体張って、独りでやってんだ。
きっと全部終われば、浮かれた人生が待ってるはず。
俺はもっとカッコ良くなる。

それまでは黙っていよう。
文句晒しても、ただのアホにしか見えん。

畏れは捨てた。
逆にインド人が俺を畏れてる。




来月の旅行先が決まった。
シッキム(↑)

2週間の長旅だ。
予算12000円だってさ、安っ…

11.9.09

drinking water

今日も本当にお疲れさんですな。朝から晩まで授業で、目とか肩が非常にくたびれる。それに最近、学校と家の往復しかしてねぇ… 全く気に食わんね。

金曜日、わざわざバスで4時間もかけていく、お酒を飲みに行くだけの浮かれた遊びも中止だ。生憎、非常に浮かれない事情により、週末やるべきことは決まった。

来週火曜までに2つの課題、
それに加えて、今週土曜は
認知症キャンペーンinチェンナイ



ドゥワァァァ ヽ(゚Д゚ )ノ

果てしなく、気が進まねぇ
出来ることなら、いっその事、認知症になって忘れ去りたい気分。



ところで、片一方でバリッとしてても、
もう一方でちょっと気を抜くと、アホ丸出しのわたくし。

朝とか忙しいから、ゴミ捨てに行くのが面倒。生ゴミは処理しても、ペットボトルとかは甘く見てた。たかがペットボトル、されどペットボトル…
気が付けば、床に並べたボトルが笑ってる。

何本あんだよ?

…41、42、43…

ついに大台!! 大袈裟な44
44本も貯めれば邪魔臭いに決まってるわなwww

捨ててくれた誰かには、記念にジュースでも奢ってあげたい。


そこで、俺は考えた。
コーラだの水だのってボトルを買うからいけない。
だったら、買わなきゃいい。飲まなきゃいいじゃんね。

水道から出てくる水は透明だ。臭いもない… 

行くべきか、留めるべきか…

飲んでみた。


★ キラン


飲める。


たまには水道水でも良かろう。毎度、ミネラルウォーターだなんて贅沢だ。俺はスリランカで川の水で生き永らえた男だ。


でも、知らぬうちに、変なウイルスが胃に溜まって、そのうちブシャーーー 体中からブシャーーー

何がブシャーかはご想像ください。

笑えね。
水関係は本当に笑えない。

いろいろ凹むね。



気分転換にコーラ飲んでくる ヾ(゚ω゚)ノ゛

10.9.09

旅行の行き先

毎週水曜は全体セミナーの日だ。

マスター生はもちろん、M.Phil, Research Scholar, PhD そして教授陣、全てが顔を会わせる。今日は俺のアドバイザーであるSirウッタムクマルが、イギリスで南アジアの核問題に関する国際会議に出てたので、その報告などがトピック。みんな相当アツイ…。

(ロンドンでの会議の際、ウッタムはある人に会い、感銘を受けたという。その人はショーン・グレゴリー。ブラッドフォード平和学部トップにいる人間だ。一度切れた縁がこういった形で繋がるのは不思議。それを聞かされた時は妙な気分だった。)

セミナー後、学部全体で行く旅行の話になった。

俺なんかは出来れば、タミルナドゥ内のどっかの村でタミル人を見てた方が楽しいんだけど、みんなはそうじゃないらしい。

聞いてれば、候補地が果てしない。Fieldtripでないにも関わらずエグい。

①インド北東部
この地域で燻る独立運動を見に行く。マニプールを推す声が多い。うちの卒業生が現地で行政官やってるから、許可証は簡単に発行できるからが要因。俺からすれば、山賊が発生するような秘境。
②カシミール
ムンバイアタック後、アホみたいに緊張してるカシミール。この前も国境ラインで数十人単位で死んでなかったっけ??? でも、ぶっちゃけ俺は行って見たい。ヒマラヤ山中だから、やっぱり秘境。
③アンダマン・ニコバル諸島
タイの左に位置するインド連邦直轄地域。マラッカ海峡に近いから海上防衛の為、外国人の立ち入りは一部制限してるような場所。1週間の船旅。ここでまさかのリゾート地が候補。でも、一番訳分からん場所。海賊が出るような土地だから、やっぱり秘境。



ね?エグいでしょwww

もうね、候補地を挙げてるだけ笑う。
超楽しそうじゃん!!
インド人(軍人含)と一緒に行く強みだな。

さすが、防衛戦略学部… ナマヌルイ旅行はなんか眼中にねぇ。
命張って、遊びたがる連中。そして、俺もその一部。
そのうち、アフガニスタン行こうとか言い出しそう…
始めは12月のクリスマス時期以降とかっていう流れだった。

でも、考えてみ?
うちにクリスチャン何人いると思ってんだよ?

てか、手榴弾でカウントダウンかよwww
それはもうスリランカで経験済みだから嫌。

結局のところ、きっと10月になると思う。
試験休みがあるからね。

それにしても、俺が無理な9月とか10月頭じゃなくて良かった。


今からスゲェ楽しみですな。


それまではガリ勉頑張ります。

9.9.09

Me against the mass

アホみたいに暑い中で、
どんだけ動き続けられるか…
今日、答えがでた。

12時間だ。

朝、美味くも何ともない青バナナを食ったきり、
昼飯とTeaBreakを逃した。
(タバコにはありつけた)

最後のほうは血走ってたに違いない。
とりあえず殺気だけは立てといた。

…ゴハンゴハンゴハンゴハン…

さすがにブッ倒れるかと思ったよ。

でも、逆に考えれば、
バナナさえ食ってれば、
俺の体は12時間動き続けれるらしい。
涼しい日本なら、俺 無敵じゃん!!


■ ■ ■ ■ ■


初めて完全に囲まれた。
密室に愉快な20人のインド人と俺

全員が初対面。
こういう状況になると、
結局は自分のアピール合戦になるんだ。

ウワァ

負けてないけど、勝ったとは口が裂けても言えない。
それに出来れば、こういった状況は避けたい。
First Impressionで相手を取り込むは苦手だ。
その点、インドには初めての相手を完全に取り込む術を知ってる天才が結構いる。

正直、スゲェと思うよ、その能力。

One against the mass

セルフプロデュースは難しいね。

天才ヅラしてるインド人から勉強させて頂きます。

これも最上級になるためのプロセス。


★ ★ ★ ★ ★


インディアンガール

前から思ってたけど、スッピンが多い。それが一度アイラインでも描かかれた日には俺はひれ伏すね。日本人とはレベルが違いすぎる。メイク後の仕上がりが異常。うちの学校にも神レベルは多い…

一発で他人を圧倒できる奴は、
ぶっちゃけ羨ましい。

張り切ってカッコつけるのは、義務になった。


【今日= 昨日+2】

8.9.09

NAKADARUMI

学校内を歩いてれば、どっかから聞こえる俺を呼ぶ声。
バスを待ってれば、道路を挟んだ向こう側で手を振る人間。
カッパしてれば、目の前にバイクが停まり、
「俺の事、覚えているか?」と聞いてくるオッサン。

なんだ、チェンナイ
結構デカイと思ったら、そうでもないらしい。
知ってる顔、どっかで見た顔ばっかりだ。

チェンナイに来て、2ヶ月半。
全くのゼロからスタートにしては上出来だ。

全ては自分次第。

うまくやるのも、下手をするのも自分次第ってのは、
分かりやすくていい。

最近、授業に身が入らん。
何かにつけて休みだの、今日は授業ナシだの言いやがって、
入る気合も空回り。

それが仇になった。

必ず、ゼッタイ、大学が第一優先。
じゃなきゃ、ここに居る意味がブレる。

朝から無意味に入れすぎた気合を持ち歩くくらいが丁度いい。

中だるみに気がついてよかった。
週明けくらい、気張ってカッコつけて…バリッとしないと。

アホと思われたら敵わんよ。

7.9.09

捜査ケイゾク中

今のところ、スリランカサイドにはまだ出てない(と思われる)けど、
昨日までにインドの新聞にはこんな記事が出ていた。

http://timesofindia.indiatimes.com/news/world/south-asia/Japan-experts-helped-build-channel-for-LTTE-underwater-craft/articleshow/4972271.cms
(5日付 Times of India)

JAPS HELPED LTTE BUILD SUBMARINE YARD
(5日付 The New India Express)

要するに、
日本人エンジニアグループがLTTEのために、地下水路(トンネル)建設に協力していたことが分かった。実際、360ft*25ftと300ft*30ftの2本が発見された模様。この日本人は津波の際、援助関係者を装ってワンニへ入り、日本在住のタミル人が同行していたとの事。この事実は最近になって明らかになったが、日本人は2006年までにはワンニを出ており、ムラティブの海岸はその後、スリランカ海軍にブロックされたため、実際使用されたことはないと思われる。


LTTEが昔から外国人エンジニアなんかを北東部に招いていた話はよくあったけど、これが日本人となるとかなり驚く。さすがに日本人は無いという前提で考えていた。

MTだよ、マジでMT
まさかの展開

でも、日本在住のタミル人が仲介していたとなると、すぐに顔が割れそうな気もする。そもそも日本にいるタミル人の数が絶対的に少ないんだ。この日本人が津波で援助関係を装ってるのもウケル。

それに、こんな記事が出ると、
無性にこの日本人を特定したくなるね。

そこで、聞いてみた、一番有り得そうな人に。 
(もちろん2004年や2006年当時、俺はこの人の隣にいたから、そんな訳はないんだけど… あの人は底が知れんからねwww)

「この日本人は●●サンですか???」
「残念でした。私ではありません。」


wwwww
残念でしたって… なんか、スゲェ残念な気分。
つまらん
実は「私でした」とかだったら相当面白かったのに…

この人でさえ情報を持ってないとなると、もう俺には手が出せない。全く見当がつかんな。


それにしても、日本人っていうのはどこにでも居るんだね。ムラティブとかLTTEの地下基地なんか、本当にジャングルの中だぞ。
でも、ちょっとじゃなくて、かなり羨ましい…

紛争が終わってからも、何かと色々あるスリランカ。
先週のChannel4の虐殺ビデオは今度安保理の議題に上がるかもしれない。
スーザン・ライスが吠えてるんだ。

やっぱり、面白すぎる
これだから当分スリランカは止められんね。

2.9.09

タイ人哲学者 Mr.Po

新たに4人と知り合った。

日本人×2
タイ人×2

二人のタイ人の片割れは哲学者(Mr.Po)


もしかしたら、俺、スゲェの見つけたかもしれんwww


大学で哲学PhDをやってるって聞いてたから、どんなドアホが来るのかと思えば、
キリスト!!

Oh Jesus…

170後半はあるタッパに、ガリガリの体。そして、肩まで届くロン毛をキレイに真ん中分け。meditationの頃のプライマル・ボビーかお前は… 物乞いと間違われて、施し受けるぞ。

見た目のインパクトにまず爆笑。

5人で飯を食ってても、ひとりだけ口を割らない。最初に言葉を交わしたから、声帯は震えるはずなのに、出されたコーヒーを飲みながら、俺らのトークに耳を傾けるだけ。ラッキーなことに、こいつが座ってるのは俺の目の前。観察するにはベストなポジション。もう一人のタイ人の元カノがどうたらとか話してても、真面目な顔で視点をある一点に集中させている…

ドワァァァ こいつ 瞬きしてねぇぇぇ!!!

てか、動かねぇぇぇ!!!

何かを見つめた状態で固まってる…

ゼッタイ、こいつだけ違う宇宙に行ってるんだよ。
目の前の人間がバナナシェイクを飲み干す姿を見て、新たな真理が見えたんじゃね?
それが凄すぎて、自分のコスモが崩壊したんだ。
それが今のこの状態。


で、恐る恐る聞いてみた。

俺 「オメェ、何考えてだよ?飲み干されたシェイクの泡に小さな銀河が広がってんのか?」
Po 「嫌、それは違う。俺はそんな大きなことは考えない。いつも考えるのは些細なことばかりだ」
俺 「ちっちぇっえ事ってなんだよ?泡が人間の人生を表してるのか?説明してくれ!!」
Po 「些細なことだ、説明する必要はない」
俺 「いいから言え、哲学」
Po 「昨日、停電だったなぁ…昨日のは結構長かった…もし、今日も停電が起きたら?俺は何をすればいいんだ…きっとロウソクを探すんだろう…。」



wwwwwwwwwwwwwwwww


やべぇ 笑いが止まらん


そりゃ、些細だろうよ!
説明する必要もないだろうよ!
俺が悪かった


インドで揉まれた最上級の哲学者はこんなもんか?
ただの心配性じゃねぇかwww

どうしよう、こいつが好きになりそうだ。
とりあえず、今度はちゃんと飲みに行こう。
そして語るんだ。



帰り道、住んでる家の住所を聞いたらやたら遠い。どうやって帰るのかと聞けば、
「歩きます」

それ以上、考えるのやめろ
まだお前は考え足りねぇか…
とっととタクシーに乗れ



【今日= 昨日+1】

31.8.09

死闘

人間をナメるから、お互いにとって最良とは言えない結果になるんだ。

自軍:わたくし(日本から応援団ひとり)
敵軍:史上最強のゴキブリ

非常に長い戦いだった。

窓からの奇襲に戸惑う自軍を横目に、敵軍は縦横無尽に飛び回る。気が付いた瞬間には、すでに制空権は敵軍に渡ってしまった。空からの攻撃に逃げ惑う… まるでパールハーバー。最後の砦だけは死守しなければ…

宣誓を行わない限り、それは戦争犯罪で裁かれる。だから、まずは宣誓…

奇襲に対する対策なんて、何もしてないんだ

アホ面垂らして、気持ち悪い。
汚い羽をバタつかせて飛び回るのもいい加減にしな
こっちもアホじゃない。時間が経てば、戦力も揃う。

剣道で言う、面一本。
カウンター攻撃は大いに有効だった。敵軍の被害は甚だしい。負傷を多数抱えている模様。その結果、草葉の陰へと退いた敵軍とのしばしの休戦が成立。

そこで、こちらの応援、わざわざ日本からの応援団が離脱。

(顔で笑って、ココロで泣いて)

仕方ない、休戦中にシャワーを浴びさせていただきます。ただでさえ暑い中、1時間に及ぶ戦いで汗びっしょり。

シャワーを浴びてる間、目の前の洗濯物には目もくれない。
今はそれどころじゃないんだっ!!

明日、100倍にして洗ってやる。


そして、戦闘再開。

のこのこと向こうから出てきやがった。それに丸腰。ナメるにもほどがある。
この時点で、それまで少しは残ってた俺の理性も完全に消え失せ、命乞いでもすれば、命だけは助けてやろうかと思ったけど、やめだ。気が変わった。ぶっ殺すまで、この戦いは終わらない。

敵軍が飛び掛ってきた瞬間、こちらの刃が牙を剥いた。足にダメージを受け、正常でいられない敵軍。よろつきながら、突き進む。

「伏せろぉぉぉ!!」

バチバチバチ…

だから言わんこっちゃない。大人しくしていればいいものを…自分から巨大扇風機に頭から突っ込みやがって… 体がバラバラじゃないか。

トドメをさすことも出来るが、お前の人生はお前でケリをつけろ。今まで、どんな迷惑をかけてきたか考えろ…

その時、ピク ピクピク…

「キェェェ!!」

「土に返れ、生ゴミーーー!!」


原型を留めなくなるまで殴る気はなかった。しかし、こうなった以上は、ホウキで魂まで掃き捨ててやった。

長い戦いだったけど、無意味な殺生はしたくない。
変な気を起こさないでくれ。



また、汗かいた。
シャワー浴びてくる。

30.8.09

短期決戦

いきなりナイフで刺された気分だ。
2日間、地獄を見た。

たしか、木曜の夜だったと思うけど、
トモダチとスカイプをしていた。
内容は胃に穴が開いただの、塞がっただの、
要するに胃潰瘍の話で、
まるで辛さが分からないまま過ぎ去った。

それから12時間後、プレゼンを終えて、
家に帰ってきてから、突然発症した。

それから48時間。

死にながら生き永らえた。

原因不明の高熱。
食欲不振。
四肢機能不全。

熱はあるのに、頭は痛くない。
むしろ、思考はシャープ。

一番怖いのは、原因が分からないこと。
今までもへばったことはあっても、全ては自分の怠慢。
しかし、今回だけは分からない。

思い当たる節があるとすれば、
下の口の免疫不足。

プレゼン前、
緊張のせいかウ●コしたくなった。
(食事中の方、申し訳ない…)
下の処理はできるだけ、家に限る。
トイレットペーパーがない環境で下の口をきれいにする術は、
ダイレクト洗浄。
スリランカでもマレーシアでも、
これが原因でへばったことは一度もない。
インドでもこれまでなかったから、
何も考えずにダイレクト洗浄with水。

上の口から侵入するウイルス・細菌に対する対策および免疫強化は行ってきたが、
下の口に対する対策はこれまで皆無。

ここぞとばかりに、人の体を弄びやがって…

飯は2日でバナナ3本とマンゴージュース。
48時間のうち、40時間はベッドの上でもがき苦しみ、
シーツは吸収キャパを超える汗に、手も足も出ない。

こういった時に頼りにしたくなるのは、やっぱり日本人。
と、思ったら、俺には日本人の知り合い居ないんだった…爆

(ねじ巻きは却下)

この最悪の状況で頼りに出来る連中は3人。
Ashwin→こいつが一番頼れる。すぐ電話した。「ダメだ…俺もへばった…」ドイツモコイツモ。肝心な時に倒れんなよ。そういえば、プレゼンにも来てなかった。Ashが倒れて、早4日。事態は更に深刻。
Renga→俺のガーディアン。また電話した。「だ、大丈夫か!!わかった。でも、今は仕事が抜けられん。日曜になった見に行く。それまでは耐えろ。」バカ、その前に死んでたら、どうすんだ?
Rinchon→初の女の子キャラ登場。2週間遅れで、うちのコースに入ってきたインド人ガール。どういう訳か仲良くしている。しかし、ここで電話したら、俺のプライドが傷つく。たかが死の淵を逆立ちしてる、その程度でカッコ悪いところは見せられん。よって、次回に回す。

結果的には、誰の援助も受けずに、
帰ってきた。

さっき、久しぶりに携帯を見たら、着信が18件。
すべてRinchonから。

ヘロヘロのままかけ直す。
「俺だけど…」
「別にあんたのことは大して心配じゃないんだけど、誰もケアしてあげてないんだったら、可哀想だと思って」


ドイツモコイツモ、
インドにはツンデレしかいねぇのか?

もう少しストレートに言いなさい。

どうでもいいなら、18回も電話すんなよ。


俺が壊れると、
周りの人間まで壊れる。


モテる男は大変だ 


18.8.09

After 58days

恥ずかしながら、自分は弱い人間だ。
だからこそ、誰かそばに居てもらわないと困る。
恥ずかしながら、他人を頼りに生きてきた。

マレーシアのKhang Kim
19の時のマイケル
20の時のアレックス
スリランカのプラディープ
もちろん、日本の連中も… (特定はしない、分かるっしょ)

それはインドに来た今も変わらない。
他人を頼りに生きている。

★★★

Ash

同じクラス
ラジャスタン出身
85年4月生まれ、俺のちょうど1コ下
見た目、ソフトなゲバラ。

「遅ぇよ!!」

週初め、教室に入った瞬間、そう思った。
どアホ… 勝手に帰んなよ、授業が始まって2週間が経つ。

まだ6月だった頃、
入学手続きやら何やらで学校に毎日行ってた。
その時に出逢ったAsh。

色んな人間、人種に会う内に、
ファースト・インプレッションで俺と同じ匂いを持つ人間を嗅ぎ分けられるようになる。
Ash、あいつはまさにその俺と同じ匂いのする人間だと思った。

他人の噂を鵜呑みにして、
ラジャスタンに帰りやがって、今日になってノコノコ現れて、初授業。

「早く来いよっ」

同じクラスの連中とは仲良くやっている。けど、今の時点では時間と空間を共有する関係以上のものがない。年上過ぎたり、幼すぎたり、ドンピシャを見つけるのは結構難しいんだ。

同じ匂いを醸し出す人間同士、
アホみたいに考えが一緒。

今夜、二人で飲みに行った。
酒を飲んだのはチェンナイに来て初めて、58日ぶりのこと。

4時間アホみたいにビールを頼んで、浴びる様にラムを飲み干した。

スゲェ楽しかったよ。
久しぶりに地球縦回転。グルグルしてる…

やっぱり、お酒の席が一番平和。
なら、今度みんな呼んじゃって、お酒飲んじゃえばいいじゃん。
俺らは防衛戦略学部、ケンカの一つでも仕掛けたほうが逆に自然。
何も決まってないけど、今度うちのクラスで飲み会することにした。
女のコも釣ってきて、みんな来ちゃえばいいじゃん!!

…あれ?

何も決まってないけど、みんな来ちゃえばいいじゃん?

デジャビュだ!!


この流れは間違いなくうまくいく。
そのことは歴史が証明してる。



俺と同じ匂いがする奴は、
カッコイイに貪欲な奴だった。

14.8.09

ねじ巻き宇宙人

毎朝、受信BOXに届けてくれる今日の占い…
どこの誰だよ、今日の牡羊座は最高、超イケテルとか言ったの?
朝から期待しまくったぞ。
最高どころか、今日は間違いなくここ2ヶ月で最悪の日。

混んでないバスに乗れた、
勉強が捗った、
時をかける少女が面白かった、
タクシー代もらった…
この程度で最高だとしたら、我ながら凹む。


★ ★ ★ ★ ★


今夜、未知との遭遇。
ある日本人に会った。
コンピューターエンジニア(現地採用)の男性。

ベンチで人間観察中の俺に近づいてきて、あっちからの先制攻撃。
「日本人の方ですか?」
「そうですよ」

(゚Д゚)ヒィィィ!

交わした会話はこれだけで十分。
1回のみのキャッチボールで全て理解した。

…人間がしゃべってねぇ…

例えるならば、一昔前の音声ガイダンス。
お前はカーナビか?カスタマーサービスか?

【ここにねじ巻き人間現る。】

しかし、これも何か縁。飯に誘われたんで、OKしてみた。
故障したら、俺がねじを巻いてあげよう。
てか、ねじ巻き人間はねじ食べんのか?俺は肉がイイっ!!

知り合って20分くらい経った。
どうでもいい話に聞いてるフリもずっとしてあげた。
温度を感じない言葉に対応するのも結構しんどい。
長いこと会話したけど、やっぱり消えない疑問

「お前の中には誰がいる?」

((゚゚((Д))゚゚))ガクガク

そのうち顔がグアァァァって半分に割れて、中からちっちゃいオッサンが出てくるんだ。顔は緑でベトベトで、目ばっかり大きい。そんでギーギーしゃべるんだ。目の前の人間の体は都合よく利用されてただけ。自分の声は日本語変換され、俺はその音声ファイルと会話してる(欝)

…さっさと帰りたい。
てか、早く別れたい… 

そう思ってた矢先に事件は起きた。

帰り際、俺とねじ巻き宇宙人とインド人のトモダチの3人はオート(3輪タクシー)を拾った。
まずインド人を降ろして、それからうちまで行き、最後にねじ巻き。最初の目的地の前に到着した。でも、ドライバーはオートを止めない。散々、車を脇に寄せろってインド人がどなってるのに、平気でシカトするドライバー。インド人、だんだん言葉は荒くなり、英語だからF***ワードばっかり。

その瞬間、インド人 手ぇ出しちゃったよ。
後ろから胸倉掴んで、後ろから後頭部を連打!!(←スゲェ光景www)
そしたら、思った通り、ドライバーも応戦。車から降りて、ゴングが鳴った。
(てか、ここインドで手出すのはご法度。最後の手段でも使えない技なので、悪しからず)

状況は1対2
ビェェェ いつの間にか、ねじ巻きが参戦してる!! お前じゃ、勝てねぇよとか思いつつ、俺は後ろから完全に最前列に陣取る観客w 殴り合いとか俺、嫌いだし。俺、平和学部よ。それにケンカの最中に車に轢かれて交通事故とか勘弁だし(現場はもちろん路上、交通量バンバン)。

ぴたぴたパンチ空手チョップの応酬のさなか、ねじ巻きがドライバーの後ろを取った。完全に肩を固定して、あとはインド人が殴るだけ。

ヨッシャ、イケ!!

その瞬間、ドライバーのロックが外れて、ねじ巻きボコられる。ドライバーがその場を離れると、残ったのは無惨にも路上に横たわるねじ巻き…
「おいおい、大丈夫かよ…完全に息してねぇよ」

仕方なく、その場を抑えて、
警察呼んで、交通整理して、野次馬対応して… って、なんで俺がこんなことしてんだよ?

俺の介護の結果、ねじ巻きは生き返った。
インド人は彼の携帯は壊れたが、ケンカにも勝って、偉そうに勝ち誇ってた。

ねじ巻き
「わたし、カラテを習っていればよかったです。ドライバーを押さえたとき、『俺はカラテが出来る』と言ったけど、その瞬間殴られました。嘘はいけませんね」

( ゜Д゜)ハァ?

知らねぇよ。
お前は少し黙ってろ。


とりあえず、迷惑料として、タクシー代をねじ巻きから頂き、俺は帰途についた。
今日の占いでは牡羊座は最高だったはず。マジでついてない。
面白かったけど…

それにしても、チェンナイの夜はカオスだ。

これで分かっただろ?
地球は危険がいっぱいだ。
ねじ巻きは宇宙に帰りなさい。

11.8.09

The Pressure Is On

来てみれば分かる、その距離


チェンナイスリランカ北東部
インドタミル人スリランカタミル人
物理的にも心理的にも、想像以上に距離を感じる。


チェンナイに来た理由はひとつしかない。
タミル人がいて、タミル人の土地だからだ。

仮に学歴が欲しいなら、日本で構わない。むしろ、東京のほうが全てにおいて都合が良い。
それでも、チェンナイでマスターをやるのは、どうしてもタミル人の土地に居たくて、スリランカの近くに居たいから。

それなのに、現状では距離を感じる。
実際、言葉も違う。スリランカで通じるタミル語はここでは通じない。通じたとしても、「ダサイ」の一言で笑われる。

大学でも何一つ新しい情報がねぇ。
タミル人にスリランカ(&スリランカタミル人)に関して、まさか質問されると思わなかった…
新聞読んでても、あんまスリランカ情報入ってこねぇぞ。
てか、俺の周りにスリランカ出身のタミル人あんま居ねぇぞ。

ネットで逐一ニュースを拾ってたら、日本のそれと何ら変わらない。

だから、誰か俺に教えてちょうだい。
スリランカ→インドの視点は既にある。
次はインド→スリランカの視点が欲しいんだ。


ウダウダしてても仕方ない。
上から情報が降ってこないなら、ゲットしに行かなければ…

やり方はいくらでもある。
まずはタミルナドゥ州にあるスリランカタミル人の難民キャンプをケアしてるNGO、Organisation for Eelam Refugees Rehabilitation (OfERR)からだ。

ドアを叩いて、ピンポン押して、誰か出てきたら俺の勝ち。
「無給で構わんから雇ってくれ。インターン扱いでもいいからっ!!」

チェンナイに居られる時間は2年間のみ。
生き急がんと、その前にタイムリミット。





ケツに火がついた。

★★★★★

さっきFacebookから承認のメールがきてた。差出人はスリランカ、マナーで一緒に働いてたファシテーターのJoe。

SUGEEEEEE!!

自分のコネクションも大事だ。

6.8.09

First Seminar

日本を発つ前に挨拶に行けなかったけど、武者小路先生の言葉はきっちりインドにも持ち込んだ。
「内を省みて、賤しくなければ、何を畏れ、何を憂えん」

今はストレスフリーの生活だから、ここ何年で一番コンディションが良い。考えや行動にも迷いがなくなったので、心臓も強くなった気がする。プレッシャーは逆に心地いい。

今日は初めての学部の教員、生徒全員が参加するセミナーだった。このセミナーは毎週行われ、ひとつのトピックに関して、学部全体でディスカッションをする。まず学部長より説明があった後、突然のご指名を受けた。

「Shin!! 俺の隣でなんか喋れ!! 何でも良い。お前に興味がある。この学部にきた動機でもこれまでの経歴でもいい。じゃあ、日印関係とかどうだ?」

…ムチャ振りだろ…(苦笑)

これからの抱負でも喋ってやろうかと思ったけど、壇上に上がった瞬間、セミナー室中の視線を一手に集めてた。

(フフ、一発かましてあげましょう★)

俺は日本人だ。その段階で注目度は高い。だから、真っ先に全員の視線を浴びている。
それ以外に、俺にあって、目の前の連中にないもの。それは経験だ。
幸運にも、そこらへんのタミル人が手にしたくても手に出来ないような経験をしてきた。
マレーシア、イギリス、スリランカ…タミル人が住む国・エリア、そしてマナーでの現場経験。

「…そんな感じで、南アジアの防衛戦略をやりたくてチェンナイに来た。以上。」

ギョエ、みんなドン引き(汗)

学部長からは、
「お前は訳分からんな。いいか、Shinから学ぶものはたくさんある。そして、お前がここで得られるものもたくさんある。」

…だと思ったから、わざわざ来たんだ。

とりあえず、全員の頭には俺が刻まれた。その後の周りのリアクションを見てればわかる。


すでに3日目。
教員との関係も良好、十分気にかけてもらってる。
クラスの連中とも良い感じだ。

出足は上々。

【今日= 昨日+2】