20.10.09

今日の出来事 その2

さっきの続き。

(BGMはBloc PartyのLetter To My Son)


先週から誰それ構わず、大袈裟に忙しい!!と言い続けてきた。

実は先週の水曜、プレゼンのオファーを頂いたんだ。アーミー関係者とうちの学部全体に対して日印関係、特に政権交代後の変化について、憲法9条と絡めてプレゼンするように言われた。ご指名であるが上に、インド軍関係者を招いて、メインスピーカーとして壇上に立つわけだからプレッシャーも大きい。でも、このオファーを受けた時、ジョーカーを引いたんじゃなくてチャンスだと思ったんだ。だから俺は引き受けた。持ち時間は90分あって、30分を質疑応答に充てるとしても、残りの60分は俺が喋り倒す。

でも、よくよく考えたら、俺は日本のこと何も分かってないんだよ。日本人なのに、スリランカの情報収集ばっかしてるし。だから、先週からずっと自民、民主、総選挙、憲法9条、そしてNPTと給油継続問題、これら全てを頭に入れるため勉強してきた。自分が理解してないままプレゼンするわけにはいかんし、うちの連中を相手にする以上、生半可な知識ではゼッタイに打ち負ける。そういう訳で歴史から何から何まで全て頭に入れる必要があったんだ。

それでも、プレゼン準備だけなら忙しいとは言わない。問題はこのプレゼンに加えて、3つの課題と1つのテストが今週控えてんだ。1日24時間であることを恨みながら、週末は寝ずに勉強した。

課題はインド・チョーラ朝のWarfare、語用論、国際テロの枠組み内の自爆テロと自爆攻撃… 泣きながらパソコン叩いたのは久しぶりwww

そのお陰でね、3つの課題はきっちり終わらせたんだ(ひとつは1日遅れたけど…)。

ぶっちゃけ、最初から脳みそが悲鳴あげてた。完全にキャパシティーオーバーの状態でも続けてこれたのは、俺の頭の中には「これが終わればシッキム旅行…」という想いがあったから。モチベーションなんてこれだけだったし、世界で3番目にデカい山(カンチェンジュンガ)を仰ぎながら、みんなでビール飲みたいじゃん?

昨日も民主党のマニフェスト読みながら、気がつけば朝だった。今日の授業は1コマだけなのは幸いだった。とっととトンヅラして、プレゼンとテストの準備が出来る…、はずだった。

トンヅラがけに言われた学部長の言葉。俺が凹むには十分すぎる。

「…シッキムには行かせない」
「…プレゼンは違う奴にやってもらう」



さすがに俺もキレるかと思った。

「所詮、こいつもインド人」

シッキムに行くための根回しは全て終わってんだ。セメスター中に旅行に行くのはうちの学部だけで、他の連中は俺らが行ってる間も通常通り授業がある。そのため、特別に休む許可も貰ったし、いろんな人に対してレターも書いた。加えて、電車や宿の手配も済んでる。プレゼンも同じ。すべての準備は始まってる。ここに来て、俺より面白い奴が現れたんだか何だか知らねぇけど、ずいぶんヒドいんじゃね?プレゼンの結果がどうなるか知らねぇけど、気合と準備だけはちゃんと揃ってたんだぜ?まずは俺に喋らせろよ。

シッキムに関して、カチンときてるのは俺だけじゃなかった。行く奴全員で学部長の部屋の前で座り込む流れは当然だと思う(いわゆるストライキとかデモね)。旅行キャンセルは学部長の一存だ。行ってOKのサインを出したのもあの人ならば、意味不明なNOを突然言い出したのもあの人だ。学部長は常に学部内にTransparencyとFriendlyを持ち込む。だったら、今回はあんたがそれを率先して俺らに見せるべきなんじゃねぇの?なぜ、俺らが行けなくなったのか説明責任はあるはず。

一目会うために1時間は座り込みを続けた。それも無意味だった。出てきても俺らのことは無視。そして何事でもないかのように部屋に戻る学部長。教授と学生の関係としては明らかに間違ってんだろ…。

ここまで来たら、さすがに呆れたよ。糞ガキだってこんなにタチ悪くない。

俺はあの人のこと、普通のインド人と違って、ちゃんとDisciplineが備わってると思ってた。理路整然としていて、人間としてのモラルもある。尊敬に値する人間だと考えていたからこそ、俺が日本に帰ったときも日中関係の文献を持って帰ってこいとの指示を出されても、文句言わずに東京中探したし、東大の日中関係研究者にも無理を聞いてもらって、お望みのものを持ち帰った。

幻滅が先に来るかな。先週からずっと張ってたテンションも切れた。シッキムに行けない理由を分からなければ、俺がプレゼンから外された理由も分からない。

なかなかうまく行きませんな。これからの事は明日以降に考えるよ。


酒でも飲むか?

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