恥ずかしながら、自分は弱い人間だ。
だからこそ、誰かそばに居てもらわないと困る。
恥ずかしながら、他人を頼りに生きてきた。
マレーシアのKhang Kim
19の時のマイケル
20の時のアレックス
スリランカのプラディープ
もちろん、日本の連中も… (特定はしない、分かるっしょ)
それはインドに来た今も変わらない。
他人を頼りに生きている。
★★★
Ash
同じクラス
ラジャスタン出身
85年4月生まれ、俺のちょうど1コ下
見た目、ソフトなゲバラ。
「遅ぇよ!!」
週初め、教室に入った瞬間、そう思った。
どアホ… 勝手に帰んなよ、授業が始まって2週間が経つ。
まだ6月だった頃、
入学手続きやら何やらで学校に毎日行ってた。
その時に出逢ったAsh。
色んな人間、人種に会う内に、
ファースト・インプレッションで俺と同じ匂いを持つ人間を嗅ぎ分けられるようになる。
Ash、あいつはまさにその俺と同じ匂いのする人間だと思った。
他人の噂を鵜呑みにして、
ラジャスタンに帰りやがって、今日になってノコノコ現れて、初授業。
「早く来いよっ」
同じクラスの連中とは仲良くやっている。けど、今の時点では時間と空間を共有する関係以上のものがない。年上過ぎたり、幼すぎたり、ドンピシャを見つけるのは結構難しいんだ。
同じ匂いを醸し出す人間同士、
アホみたいに考えが一緒。
今夜、二人で飲みに行った。
酒を飲んだのはチェンナイに来て初めて、58日ぶりのこと。
4時間アホみたいにビールを頼んで、浴びる様にラムを飲み干した。
スゲェ楽しかったよ。
久しぶりに地球縦回転。グルグルしてる…
やっぱり、お酒の席が一番平和。
なら、今度みんな呼んじゃって、お酒飲んじゃえばいいじゃん。
俺らは防衛戦略学部、ケンカの一つでも仕掛けたほうが逆に自然。
何も決まってないけど、今度うちのクラスで飲み会することにした。
女のコも釣ってきて、みんな来ちゃえばいいじゃん!!
…あれ?
何も決まってないけど、みんな来ちゃえばいいじゃん?
デジャビュだ!!
この流れは間違いなくうまくいく。
そのことは歴史が証明してる。
俺と同じ匂いがする奴は、
カッコイイに貪欲な奴だった。
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