6.8.09

First Seminar

日本を発つ前に挨拶に行けなかったけど、武者小路先生の言葉はきっちりインドにも持ち込んだ。
「内を省みて、賤しくなければ、何を畏れ、何を憂えん」

今はストレスフリーの生活だから、ここ何年で一番コンディションが良い。考えや行動にも迷いがなくなったので、心臓も強くなった気がする。プレッシャーは逆に心地いい。

今日は初めての学部の教員、生徒全員が参加するセミナーだった。このセミナーは毎週行われ、ひとつのトピックに関して、学部全体でディスカッションをする。まず学部長より説明があった後、突然のご指名を受けた。

「Shin!! 俺の隣でなんか喋れ!! 何でも良い。お前に興味がある。この学部にきた動機でもこれまでの経歴でもいい。じゃあ、日印関係とかどうだ?」

…ムチャ振りだろ…(苦笑)

これからの抱負でも喋ってやろうかと思ったけど、壇上に上がった瞬間、セミナー室中の視線を一手に集めてた。

(フフ、一発かましてあげましょう★)

俺は日本人だ。その段階で注目度は高い。だから、真っ先に全員の視線を浴びている。
それ以外に、俺にあって、目の前の連中にないもの。それは経験だ。
幸運にも、そこらへんのタミル人が手にしたくても手に出来ないような経験をしてきた。
マレーシア、イギリス、スリランカ…タミル人が住む国・エリア、そしてマナーでの現場経験。

「…そんな感じで、南アジアの防衛戦略をやりたくてチェンナイに来た。以上。」

ギョエ、みんなドン引き(汗)

学部長からは、
「お前は訳分からんな。いいか、Shinから学ぶものはたくさんある。そして、お前がここで得られるものもたくさんある。」

…だと思ったから、わざわざ来たんだ。

とりあえず、全員の頭には俺が刻まれた。その後の周りのリアクションを見てればわかる。


すでに3日目。
教員との関係も良好、十分気にかけてもらってる。
クラスの連中とも良い感じだ。

出足は上々。

【今日= 昨日+2】

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