26.2.10

【画像特集】 Coast WATCH 2010

National Seminar on "Coastal Security of India"

Coast WATCH 2010


日時: 2010年2月24日
会場: SEAFARE'S CLUB, Chennai
主催: マドラス大学防衛戦略学部
共催: National Maritime Foundation (NMF)


ナショナルセミナーは年に一度のビッグイベントで
1年のうち半年はこの準備に費やされる。

ゲストスピーカーは12人で全員鼻血が出るくらい豪華
会場の盛り上がり方は半端なかった

チェンナイにきて8ヶ月、
初めて自分が防衛戦略学部にいることを実感。

いつもウダウダしてるうちの学部も本気出せば国が動く。
・・・そんな力があるとは知らなかったよ ヾ(゚Д゚ )ォィォィ


正直に申し上げます。

わたくし、テンション上がりました。




チェンナイ沿岸警備隊HQ敷地内にある会場@SEAFARE'S CLUB

後で聞いた話だと、ここのメンバーだと中にあるバーで酒が飲めるらしい。
常駐している退役護衛艦のラウンジ・・・ 一生に一度は行きたい場所にランク入りした。



会場エントランス

写ってるのは、我らがGOPALJI MALVIYA (HOD)
防衛戦略学部学部長

最近、大学とメディアに叩かれたので少々お疲れ気味。
(詳細は過去の投稿参照)

HODはセミナースタートの1時間前に到着。
俺らは2時間前 '`,、('∀`) '`,、



今年はタイトルはCoastal Security
ムンバイアタック(26・11)やソマリア沖海賊がきっかけで決まった。

HOD曰く、
「インド憲法の第1条は領土。しかし、沿岸海域に関しては全く記されていない。今こそCoastal Securityを真剣に議論すべきだ」

へぇへぇ

この分野で海自の評価が非常に高い。難しいこと聞かれた時は、適当にごまかした。
これで海自へのハードルはまた高くなったはず 笑



マイクチェック中。
後ろの壁が平和過ぎるwww

それにしても、大物オーラが感じられん写真だ・・・俺orz



まだ誰もいない会場にもかかわらず、
ただならぬオーラに負けてサイドに陣取るASHWIN

今日はいつになくスマートに見えるね



一服休憩@庭



前列のオーディエンスもインド海軍チェンナイ管区上層部
室井さんと同じく制服組

正しい事をしてるかどうかは疑問。



ディフェンススタディーズ

(左の青シャツから)
マニプール出身のZUALA、ナガランド出身のRINCHON(♀)、
カメラ目線のASHOK、地元チェンナイ出身のDILIP



リチャード・・・ お前、可愛いにもほどがあるだろwww



左は家の家具はすべて日本ブランド、VASUDEVAN
右は防衛戦略学部のエース、HEMANT
ちなみに左上でニッコリが俺の担当教官 Sir Uttam Kumar



マスコミ対応中のNMFの事務局長とうちのHOD

主要メディア全員集合
ちなみに事務局長は日本語が少しできる。
挨拶で俺は英語を使い、向こうは日本語で対応

その事実を知らない周りの連中はこんな顔 → ォオー!!(゚д゚屮)屮



見づらいけど、壇上には超大物ゲスト陣

左からS. Shekhar, NMF事務局長
Rajesh Das, Inspector-General of Police, Coastal Security Group
Vice-Admiral Anurag G Thapliyal, Commandant, Naval Academy

例えれば、ベッカム、Cロナウド、ルーニー、ファーギーが揃って並び立つほどの面子

Dasがコケれば、タミルナドゥがコケ、
Thapliyalが死ねば、インド海軍に明日はない・・・ 

どんだけ大物だよ!!



うちのSripathiはオッサンに見えてまだ23、年下・・・

陰に隠れて一服してるけど、こいつは紛れも無くチェンナイが生んだ天才

来週から3ヶ月間デリーに行く理由は、
インド政府があいつの頭脳を必要としているから・・・

本当の話だから困る。



60点のランチ



うちの学部教授陣

左から准教授AT、講師プレバカラン、学部長
ぼやけながら顔出してるのは学部事務局スタッフのゴクリン

そういえばケンカはどうした?仲直りしたのか?



打ち上げ@ホテル・マンハッタン
総勢8人で6時間も居座ったwww




本日の新聞 The Hindu

バリッと紙面の4分の1を割いて記事が載った。

防衛戦略学部に入ってから、毎週のようにメディアが集まるようなイベントに顔を出してる。写真に載ったことはあっても、まだ俺が主役の記事はゼロ・・・ チェンナイにいる時間はあと1年3ヶ月。時間がないね、何とかしないと・・・

今回のセミナーは修論トピックが定まってない俺には有意義だった。
チェンナイでやる海上防衛は面白い。
ポーク海峡を隔ててスリランカがあるタミルナドゥ、ソマリア沖に海自を派遣する日本に生まれた俺にはちょうどいいかもしれない。もう少し調べたら、もっと精度が上がる可能性があるね。

てか、もし会社に切られたら、
インド洋の海上防衛を専門にして、海自に入るのもアリだな・・・

( ゚∀゚)o彡°


23.2.10

ヒール上等!!

VC fumes over absence of profs, to tighten checks


CHENNAI: Fuming over regular absenteeism by a section of teachers at the University of Madras, vice chancellor G Thiruvasagam has decided to introduce a biometric attendance system for staff members from the coming academic year.

"I am taking serious measures to ensure productivity in the university in terms of contribution of the teaching and non-teaching staff. For this, I believe in using technology," Thiruvasagam told The Times of India.

On Saturday, while participating in the university's academic council meeting, a furious vice chancellor had said: "I have taken the timetable and I am keeping track of which faculty has taken (permission for) outdoor duty. It won't be nice if I comment on these things. Professors must come to classes regularly. From the next academic year, faculty will have to record their attendance using biometric fingerprints and smart cards. Then we shall know what time you are coming (to the class)."

Thiruvasagam was provoked when professor Gopalji Malviya, a senior faculty member and head of department of defence and strategic studies, expressed doubts over his ambitious plans to set up smart classrooms and launch new add-on courses.


日曜日の新聞Times of India(3面)に載った記事

要約すると、
先日、マドラス大学教授陣によるミーティングが開かれ、教員が自身の研究に多くの時間を費やすため、それぞれの授業が適切に行われていない問題が議題に上がった。この問題に対して、マドラス大学学長は生体認証を導入し、教員に対して出勤記録を取る方針を明らかにした。導入は来年度からとされる。また防衛戦略学部学長Gopalji Malviyaから導入に反対の声が出たとされる。


はじめに言っておきますが、
タイムスはインドで一番の部数を誇る全国紙。
そんな新聞の3面にデッカク書かれたうちの大学・・・(;^ω^)
しかも最後の一文には、きっちりうちのHODの名前がある。

何も知らない人からすれば、
防衛戦略学部こそ悪の巣窟と思われかねない。
なぜかうちの学部は他の学部と比べると常にヒールな役回り。


・・・大丈夫・・・学校にAKとか持ち込まねぇから・・・


てか、防衛戦略学部の名前が大袈裟すぎんだよwww

オッカナイネ


俺が言いたいことは2つ

① 学長が提案する訳の分からん生体認証だの、指紋センサーだのを入れる前に俺らが使える設備を新しく入れろ。大学全体が歴史ある建築物だとしても、構内設備まで歴史を感じるようじゃ終わってる。単にゴミを響き良く取り繕ってるだけ。
てか、何年前のOHP使ってんだよ。学部にプロジェクターとスクリーンが無いとか話にならん。予算の使い方でHODが異議を唱えたなら俺はHODの側につく。

やっぱり、アンタが俺らの大将

② 授業が適切に行われていない点についても、振り替えは十分取ってる。特にアーミー、沿岸警備隊との結びつきが多い防衛戦略学部は週1で学外でセミナーをやってる。もちろん、俺らの参加は義務。世界中探して、どこの学校に人殺し専門家がいる?そういうのはアーミーとか実践部隊にしかいない訳よ。

これでもまだウダウダ騒ぐなら、
構内で軍事パレードでもブッ放してやればいい (ノ`Д´)ノ彡┻━┻


・・・見くびるなよ

俺らはディフェンススタディーズ!!

22.2.10

2つのブラザー

どうゆう訳かJakeとNatalie共演のBrothersとウィル・ファレルのStep Brothersを間違えて、手元には両方ある。今日はブラザー違いな日曜日。


■ Step Brothers 

『邦題:俺たちステップブラザース(義兄弟)』


ブレナン(ウィル・フェレル)とデール(ジョン・C・ライリー)は、ともに定職にも就かずに親と同居している独身のアラフォー男。ある日,彼らの親同士が結婚したことから義理の兄弟として一緒に暮らすことになるが,子どもじみた性格の二人は反発し合い,大騒動を巻き起こす。(アマゾンから引用)

サイテーヽ(`Д´)ノ

アメリカの笑いは未だに理解出来ない。ドタバタも下ネタも全部入ってるけど、きっと俺とはセンスが合わないんでしょ・・・20点




■ Brothers 

『邦題:マイ・ブラザー』


アフガニスタンで兵役に当たっている夫・サム(トビー・マグワイア)の帰りを待つグレース(ナタリー・ポートマン)の元に、サムの訃報が届く。絶望のふちにいるグレースと二人の娘を慰めてくれたのは、サムの弟、トミー(ジェイク・ギレンホール)だった。そんなある日、まさかの帰還をしたサムだったが、まるで別人のように変ぼうしていて・・・。


俺が心底観たかったのはこっちのブラザー

こちらは100億点

ナタリーとジェイクが共演する映画を観ない訳にはいかない。贔屓にしてるとは言え、思った以上にプロット・演技・音のすべてがサイコーだった。1時間45分の尺で中だるみせず、スクリーンから目が外せなかった・・・タバコに火をつけるたびにいつの間にか灰に変わってる。

ステップブラザーの後だと、
ナタリーの完璧人間具合が更に鮮やか・・・(゚A゚;)ゴクリ

この映画のテーマソングはU2のWinter
俺の知ってる限り、ボノが映画のために書き下ろした曲に間違いはない。
例えば、ミリオンダラーのThe Ground Beneath Her Feetだったり、
ギャングスのThe Hands That Built America

どれもストリングス使って映画イメージで壮大にしちゃって卑怯だよ。
スゲーのが出来るに決まってる。

ほら 今回のWinterだって恥ずかしいくらいにカッコイイ・・・

きっとボノの頭の中は俺のとは勝手が違うんだな
じゃなきゃ、プロット見ただけでベターじゃなくてベストを作るのは不可能

とりあえず、ナタリー+αで良いものを観れた。
これは一人で見たい映画

日本では6月公開

21.2.10

BAR帰りの独り言

新しい飲み屋(BAR)を見つけた。
スバラシイの一言

ただただ、本当にスバラシイ・・・


場所:チェンナイ中心部RKサーライ、ホテルマンハッタン内
予算:一人500ルピー(約1000円)

ビーチサイドから500メートルほど内陸に入ったところに立つホテルマンハッタン。ホテルの最上階にはカジュアルダイニング、そして屋上にはオープンエアーのバーがある。

酒の値段なんか平均より少しだけ高い。
でも、眺めが最高。

チェンナイのすべてが見える。
360度視界が開けてる。

ヤバいね、ここ

相当イイよ!!
チェンナイも上から見るとキレイに見える瞬間がある。

調子に乗って1日に2回も行ってしまったwww
この前の日本人のオネーチャンを連れて来ても、
文句言わせない自信がある。


チェンナイの飲み屋情報なんて需要無いのに、
興奮しすぎて、ブログに書いてしまったよ 笑

眩し過ぎる日本人たち

100kmの距離をノーヘルニケツなんてやらなければよかったと激しく後悔した。この距離は例えれば、うち(北千住)から宇都宮に行くのと一緒 Σ(゚∀゚ノ)ノ

チェンナイには関越道みたく整備された高速がないんだ。
帰ってきて腰と首が痛くてしょうがない・・・

先日チェンナイから遠く離れたRajiv Gandhi National Instituteで行われたイベントに呼ばれた。イベント内容に関わらず、この土地は前から個人的にずっと行ってみたかった。なぜなら、そこは91年にラジブ・ガンジー(第9代インド首相)がLTTEに爆殺された場所。ある意味、スリランカとインドを知ってる俺みたいな人間にとっては聖地。大学はラジブを記念して作られた。

今回、日本の内閣府が企画する「世界青年の船」の寄港地がチェンナイだった。ピースボートのごとく、船で世界各地を回り、訪れた場所での文化交流を通じて相互理解を狙ったプログラム。謳い文句は立派、俺からすればただの合コン客船・・・ 皆さん、40日間で楽しい思い出作りに精を出されておりました。

このプログラムの一環で俺の担当教官Sirウッタム・クマールがMilitancyにおける特別セミナーをやる予定だったので、日本人の俺はアシスタントとしてオファーを受け参加。きっと日本側に雇われたら小遣いくらいは出たんだろうけど、今回は完全な慈善事業のため久しぶりに清らかな奉仕活動。ウッタムのプレゼン準備と通訳をさせていただきました。

オープニングセレモニー後、若い日本人で溢れたセミナー会場の後ろから見てたけど、日本人の学生サンはスゴイね。一眼レフにコンデジは当たり前、ICレコーダーに電子辞書まで取り出して超真剣にウッタムの話を聞いてた。日本製のハイテク機器をフル活用してる連中に一言教えてやろうかと思った。

「ウッタムは大したこと言ってないよ」
「俺の写真も撮ってもいいよ」


ε=(ノ゚д゚)

・・・俺だって大人。不必要な発言は控えます。
とにかく東京では普通な光景がその時だけはやけに異様だった。

その後のランチタイムはそれこそ楽しかったね。
日本の現役女子大生とカッパするとかチェンナイに雪が降るようなもん。
要するに有り得ないwww

お陰様でそれからいろんな参加者と話をする機会に恵まれた。総じて参加者は自発的に国際交流プログラムに加わるくらいだから志は高い。でも、その志は根性の腐りきった俺には眩しすぎた。

「貧しい人の為になるなら、お金はいらない!!」
「わたしが世界を変える!!」
「参加することで自分の世界感が変わると思って・・・」


びえー

左様でございますか。

内閣府の企画だもんね、キレイなところしか見せてくれないよね。
インド政府だってOKしないだろうし。

俺が汚ねぇ現実を教えてやろうか?

チェンナイも結構エグいんだぜ?

・・・やっぱりダメだ・・・

輝く未来が待ってる青年の人生プランを壊す権利は俺にはない。

最初から最後までキレイなままでいてくださいwww
そして、世界を変えるような立派な人材になってください。

期待してます ( ゚∀゚)ノ


バスに乗り込む参加者を見送りながら思った。
「俺は汚れた・・・知りすぎた。」


だからこそ、言わせていただきます。

俺が世界を変える。


18.2.10

権力争い

廊下で学部長(HOD)と准教授(AT)がケンカしてた
俺らはそれをレクチャラーの部屋からニヤニヤ覗き見。


H 「水曜に授業すんなよ!!俺の日だろ!!」
A 「昨日から俺がやるって言ってたし。ナニ、アツクナッテンノwww」


誰がその日の教壇に立つかは博打に近い。

話が進むにつれ、
立派な大人が今にも手を出しそうな勢いになってきた。
てか、顔 近っ!!

まるで司馬先生と石川先生を見てるようで
「・・・わざとだよ」
そんな言葉が出てくるんじゃないかと一人緊張・・・(゚A゚;)ゴクリ

研修医は黙ってろ
沢子先生呼んでこなくちゃ!!

ここは間違っても外科じゃない、
ここは防衛戦略学部。


その瞬間、
欲しかった展開が、

キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!


HODが机をドカドカ
AT びえー

片方が界王拳を10倍にしたら、
他方が20倍にあげる。
そしてムキになって30倍

これで40倍!! と思いきや
簡単に終わっちゃったよorz

・・・つまんね

場の空気を読んだ講師(プレバカラン←)がさっさと帰れ!!とうるさいので、俺らは仕方なくカッパするしかなかった。

結局、今回はエンディングまでは見れなかった。
「戻って来い」の一言があれば完璧のはず。


★ ★ ★ ★ ★

HODはあと2年で引退することが決まってる。
その後釜を狙うAT(うちは教授一人体制、昇格すれば自動的に教授と学部長の両方をゲットできる)

何でもないようなことが予想以上にこじれたのは、
HODがATを評価せず、
外の人間を推薦したがってる話はすでに俺ら全員が知ってる。
それが面白くないAT

・・・これがケンカの本当の理由かどうか別な話で、
俺らには知る術はない。


それにしても、
日本の大学院がどんなものか知らないけど
この学校は茶番だらけで面白すぎるね。
有り得ないことが起きる。

で、やっぱり最後は刺すの?

そんな最後を期待せずにはいられない 爆