29.5.10

結婚恐怖症

最近の愛読書はゼクシィ

トモダチの結婚式の2次会幹事の役を引き受けたんで、参考にと手に取ってみたものの、わたくし、たかが3日4日の準備ですでに欝気分www 結婚恐怖症こそ、わたくしが出会った初めての恐怖症となりました。

いや、幹事役に関して気が重いとかじゃなくて、結婚自体に明るい光が見えないのよ

大掛かりな飲み会の延長みたいな位置づけの結婚式2次会くらいなら、いくらでも仕切ってあげる。でも、当事者にはなりたくないね。女性のみなさん、「私と結婚してください」とか俺に言わないでね。金輪際、人目に晒せないような顔にしてあげます・・・ボッコボコwww

結婚って大変。

他人事だから笑ってられるけど、これが当事者だったら・・・と思うと泣けてくる。金は掛かるし、それ以上に気を使う機会が多すぎて廃人になっちゃうよ。呑気な俺が欝になる可能性があるんだから、相当しんどいはず・・・。だから、自ら進んで結婚なんてやるべきじゃないと結論に達したんだ。

そもそもゼクシィは結婚を控えるカップルに向けた雑誌だから、必要以上にキラキラ。この世の中にこんなに浮かれた雑誌が存在することすら知らなかったよ。何あの、切って貼っつけて事実を捻じ曲げた文字が紡ぎ出すエピソードは?てか、モデルに外人使いすぎてて、イメージが必要以上に美化されてて、「んな訳ねぇだろ?」といちいちページをめくってるのは俺の根性が腐ってるだけが理由とも思えない。

みなさん、踊らされてますねwww

そのキラキラが俺の目に痛々しく見えて、キラキラの向こうに潜むドロドロしか今は目に入ってこない。ゼクシィを読み込んだ今だから言えることがひとつ。


「結婚したら負け」


・・・ニャー

心配するなって、幹事はバリッとやってやるよwww


今回の機会がなければ、ひたすら結婚に夢と理想を抱いて目隠しで走り続けてたかもしれないね(怖) 考えただけでも悪寒が走って、後ろ向いたら誰かがいるようなホラーの世界。


6月19日まで続くこの難局、
参加者の皆様、どうか俺に力をお貸し下さい。


幹事の仕事が完璧すぎて、世の中の女がキャーキャー言い出したら厄介・・・ なんてね笑



24.5.10

オール電化の功罪

世界の中心、TOKYOにいます。

今回は訳あって、新しい住所に身を置いてるんだけど、
この家がスゴい・・・


「ザ・オール電化」


スイッチ一つ、ボタン一つですべてが完了する、
良いんだか悪いんだかすら、もうよく分からない生活スタイル。

チェンナイでは電気ありきの生活は夢のまた夢で
そんな場所からいきなりボタン一つですべてが成り立ち、機能する事実に戸惑っております。


停電起きたら、死ぬんじゃねぇの?


そんなことは愚問ですか?
電気の心配がない日本は素晴らしいねwww

でも、こんな怠惰の極致みたいな生活を1ヶ月も送ったら
チェンナイに帰ったら、いままで以上に苦労しそうだorz
落差は嫌い、差がデカいほど下のレベルに戻すのは大変なんだ・・・

オール電化のもう一つの懸念は
生活するのが楽すぎて脳みそが退化しそう・・・
脳みそのCPUを1%も使わずに生きれるのは
ある意味、困った話。

なぜなら、ここでまたバカになったら去年1年間勉強した努力がパーだよ

パー ('A`)


以後、気をつけます。


19.5.10

成績、そして次は日本

非公式に後期の成績を教えてもらった。

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Post Independence War in India 66/100
Defence Economic Manegement 60/100
International Relations Theory 63/100
Specilized Warfare 70/100
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Average 64.75/100
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テストが始まる前から、そして始まってからも言い続けてきたけど、
俺はトップの成績を取って日本に帰りたかった・・・。
結果出てみれば、良くもなければ悪くもないというネタにすらならない成績。
上から何番目の位置に居るかは不明、しかし、すべての科目で70マークを超えないと頂上は見えてくるはずがないんだ。

結局、俺はトップの成績を取れずに1年目が終わった。

会社に報告したら、少なくとも悪くはない成績ということで喜んでいただいた。しかし、不満な顔がメールを通しても文字からはっきり分かる。

「もっと成績を上げなさい。そしてタミル語もあと一年でものにしなさい」

ビエー

仰るとおりです。

一番の成績を取って、タミルをマスターすることが会社との約束、そして社長からの指示だった。それが結果で示せていない俺はまだまだアホ過ぎる・・・

このままだと立派な名前が泣くね。


★ ★ ★ ★ ★


これから日本に帰る。こんな日に限って大洪水・・・まるでチェンナイ脱出を拒否られてるみたい。1年間ずいぶんギリギリの生活をしてきたんで、ここら辺で休まんと死んじゃうよwww

痩せ細ったガンジースタイルは評判が悪いんでね、香港経由をいいことに空港で中華・バーキン・中華のゴールデンコースで腹を満たして帰ります。そして日本に着いてからも食べたいものは限りない。最近は肉を食ってないから、夢に肉が出てこないんだよorz


皆様、夢すら満足に見れないわたくしは1ヶ月ほど日本にいます。
10月に帰ったときは時間がなくて受けられなかった飲みのオファーにも2つ返事で参加するから、覚悟してメールしてちょうだいwww


インドのネタは抱えきれないほど持って帰ります。


16.5.10

【聖地】 Dhanushkodi 【巡礼】

Rameswaram巡礼の一番の目的はDhanushkodiに行くことだった。

RMMからスリランカのマナー島までは直線距離で30キロほどある。しかし、RMMからもっと先、RMM島の東Dhanushkodi、そして無人の砂地である東端に行けば、その距離は18キロになる。そこはスリランカとインドがアダムスブリッジを挟んで、一番近くなるポイント。

またベンガル湾とインド洋がマナー海峡上でクロスするという宗教的、地理的にも重要な場所。


スリランカ・マナー島には入りたくても入れない俺にとっては、この世で一番マナーが近くなる場所。だから、ここが俺にとっての聖地であり、RMMに来ることは聖地巡礼を意味する。


道はDhanushkodiまでしかない。
それから先、東端までは砂だけの土地をひたすらジープで走った。



RMMからDKまでは一本道
距離にして15キロ

オートから見えるのはマナーを走るのと全く同じ風景だった。


DK直前の民家

前インド大統領のアブドゥル・カラムはこの地域の出身と聞いた。
まだ弟は近くにいるらしい。


これもDK直前

スリランカ難民かインド人かは分からなかった。
しかし、本当にマナーで見たような風景が続く・・・


チェンナイよりも魚はまとも・・・ RMMは干物で有名なんだ。
でも、値段は聞くの忘れた。


道路があるのはここまで、これからはジープに乗って島東端を目指す。

この辺で海に入ったのは初めての経験だった。
マナーも海岸はあるけど、UXO(不発弾)だらけで踏み込む勇気はなかったorz


護送車のごとく詰め込まれる。
今回はケララ(コーチン)からの巡礼者と一緒になった。

DKから島東端まではジープで1時間
道がない砂を行くので歩くよりも遅い速度で走る。

出発するときはまるでドナドナ・・・

ここでジープから落とされたら確実に死ぬような秘境を進む。


出発する瞬間、荷台の隙間から

政府軍に空爆されて、防空壕から外を眺めるのと同じ気分


たくさんのジープが止まってる辺りが東端付近

前の車は難民輸送中にしか見えない・・・


ここがインドの果て

そして、スリランカとインドが一番近くなるポイント

「俺はここに来たかったんだ」



対岸のTalaimannarまでは18キロの距離
少しくらいは陸が見えるんじゃないかと思ったけど、全然見えなかった。
サンコンさんくらいの視力があったら、見えたのかもしれない。


83年から始まったEelam Warでスリランカのタミル人はマナー経由で船に乗り、この場所にたどり着いた。前に働いてたプロジェクトのスタッフにも難民としてインドにいた連中は多かった。たぶん、ほとんどがそうだった。中には家族全員で難民になり、親父を残してスリランカに戻った子がいて、その親父はスリランカに帰る前にインドで死んで、骨すら戻ってないことだってある。

そういう30年分の歴史を見てきた場所に立つだけで、全身が奮えた。


穏やかに見える海ですら、たくさんの人間が死んだ海なんだ。

数え切れない思いが沈んでる海に入ってみると、
これまでの傷がやっと消えたような気がした。

この感情が生まれるまで4年かかった。

でも、もう新しい傷をつける必要はないね。


やっぱり、ここは俺にとって一番の訪れるべき聖地だったよ。




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Dhanushkodiの写真をアップしました。

【聖地】 Rameswaram 【巡礼】

2回目の聖地巡礼は本当の意味で聖地を巡る旅だった。

行き先はラメシュワラム
(Rameswaram:RMM)

RMMはヒンドゥー教徒にとって、神ハヌマーンがアダムスブリッジを超えてスリランカに渡ったとされる土地。インド亜大陸のどん詰まりで、インド最長の海上橋を越えてパンバン島にある。


文字通り、この世の果て・・・



@RMM Central Bus Terminal

Maduraiからバスで4時間。街の中心から4km
途中のラマナタプラムでは思いがけずBrooke Burkeのポスターを見つけ興奮www
昔、自分が何にはまってたのか思い出した。

"This is Wild On!!"


@RMM fisherman's village (ホテルからの眺め)

昔みたいにバックパッカー気取りの貧乏旅行は出来ない体になった。てか、体が贅沢になった。そう考えると昔は凄いことをしてたと思う。


Hello Mr.Donkey

「お前はアラブから連れてこられて、島に閉じ込められた、あのロバか?勝手に島で繁殖し始めたあのロバか?」

「・・・」

何も答えないロバ。
ロバのくせに・・・( `д´)

スリランカのマナーにも同じロバがいて、それはアラブではすでに絶滅している珍種。
たぶん、こいつも一緒だと思う。


@Agnitheertham

穢れを落とし、体・精神を清める。
小さい街はビショ濡れで歩く巡礼者で溢れる。濡れたままバスとか乗るのは、バスと周りの乗客を代わりに汚してるようにしか見えない。

着替え持ってけばいいのに・・・


@Rameswaram Temple

スリランカのマナーとは地理的条件は一緒なのに、発展具合が凄まじい・・・まるで天国と地獄。
これが30年間紛争をしてた街とそうじゃない街の違い。

マナーは30年後にこうなってるはず。


@RMM Temple Corridor 本殿手前


@RMM Temple Corridor 本殿内


@RMM Temple

ココは柱の形と数の多さでも有名


1.5キロ四方の寺の中に22個の井戸があり、水が湧き出る。

神聖な水で頭からかぶり、穢れを落とす。
そして、またビショビショになる。

俺は遠慮がちに右手だけお清め・・・ 右手以外はキレイだからこれでいい。



プールの水すら懲りずに頭からかぶる巡礼者

寺から出てくる人間で濡れてないのは俺だけだった。

キレイな人間ですからねwww




なぜRameswaramが本当の意味での俺にとっての聖地巡礼かは次に回します。
長い間、思い描いてた風景が広がってたよ。



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ラメシュワラムの写真をアップしました。

7.5.10

【聖地】 Kanchipuram 【巡礼】

ヒンドゥー7大聖地の一つであるKanchipuram
Pallava Dynastyの首都であり、現在はカンチプラム県の県庁所在地

別名 "City of 1000 temples"

チェンナイからは70キロ、バスで2時間
久しぶりの巡礼の旅だから朝早くに出発しようと思ったのに、
起きたらすでに12時・・・(>'A`)>

ここで完全に開き直った。

今日中にカンチ着けばいいんじゃね?

これが本当の巡礼だったらShivaにボコボコにされちゃうね
あいつは破壊の神さまだから、下手したらファイナルフラッシュとかも撃ちそう。

とにかく、呑気に出発。


"Mutheeswarar Koil"

カンチに到着して、ウダウダしてたら寺のクローズ時間になってしまい、
ホテルから歩いて行ける距離で一日目は妥協www


"Kachabeshwarar Temple"

夜中散歩してて出くわした、一際うるさい寺


"Kamakshi Amman Temple"

昔と違って旅行中も呑気。
今日こそは朝から寺巡りしようと思ったのに、この日も起きたら10時過ぎ。
ビール飲んだら酔っ払った。
てか、寺は昼間12時に閉まるって言われてるのにwww
ここで必殺半日オート借り上げの術

そもそも暑い中、歩くの嫌いwww


象に頭を撫でてもらうとご利益があるらしい。
俺は・・・遠慮した。
鼻水ダッラーだし、そのまま吸い込まれかねない(画像参照)。
傍から見てると、撫でてるよりも「アッチ行け」にしか見えない不思議な光景だった。



"Ekambeshwarar Temple"

カンチが誇る最強寺はやっぱりデカかった。
てか、デカ過ぎてチェンナイからも見える。

・・・嘘です。


ここはMeditation Hallで、毎年3月には人がゴミのようになるwww


この寺のハイライトはShivaが逢瀬に使ってたマンゴーの樹だった。
しかし、数年前、樹齢2000年を超えた頃に燃えちゃったらしいよ。
今あるのは新しく植えられたマンゴーで4種類の実をつけるという。

・・・マジで?


3月の祭で使用されるChariot(古代式戦車)
実際、こんな大きさのオオムがいたら怖い。


ここまで来ると何が何だか分からない。
たぶん馬の体に作った奴の友達の顔でも乗っけたんじゃね?
おまけで羽もつけてみました、みたいな感じ。



"Kailasanathar Temple"

この時すでに昼12時過ぎで、地面(石)は有り得ないくらい熱くなってる。
(ちなみに寺はどこも履物禁止)

俺が一人で「アチッアチッ」って騒いでたら
周りは何でもないかのように歩いてた。
あいつら、バケモノ。
新品のケータイが誤作動を起こすほどの気温だぞ?

俺はビビンバ気分なのに対して、あいつらはただのユッケ

少し火が入っちゃって困れwww


その後、チェンナイでは食ったこと無いようなカレーを食って、
ホテルで昼寝して呑気に帰って参りました。

帰って見たら、足裏は真っ赤に腫上がり、水ぶくれが出来てしまってたよ。
簡単な話、ただのヤケド。


神を身近に感じた巡礼の旅だった。



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今回の写真をアップしました。