12.5.09

5万の命

「俺の命でよければ5万でくれてやる」

…そう思わせる夜だった。


人との出会いは63億分の1の確率。だから、人と人が人生のあるポイントでクロスするのは本当に奇跡に近い。

日本にいるとそのクリアな現実が滲んで見える。もったいないことにやっと気づいた。

最初のクロスはアクシデント、偶然。
2度目のクロスは神様の迷い。
3度目は偶然の必然性。
4度目で最後の審判。
5度以上クロスしたなら、それを奇跡と呼んでいい。

だから、俺の浦和での出会いは奇跡なんだ。社長、部長の下で働けるチャンスは千載一遇であって、今日まで63億の何百億倍の確率を潰さずにここまできた。
すでに2人に一度繋ぎとめられた命の価値はゼロ。2人はその命に今度は5万を賭けるという。

この命は5万の価値。

奇跡の継続、次にどこでクロスするかも分からない。7月1日にインドにいる人間と7月1日にネパールから帰る人間のクロスポイントは将来に引き伸ばされた。

5万のままなら、今日で今生の別れ。
残念ながら俺にはこれで終わらせる気がサラサラ無いんだ。俺は2年で100倍にしてみせる。

このポイントのズレ、そのタイミングもまさに奇跡的。そして俺には最高の励ましだ。

2人の望む結果以上のものが俺の俺に対する期待。
それが見えたらそれは500万の命。


生き永らえるしかない。

1 件のコメント:

  1. 2年後、500万では安いと思えるようになっていて欲しい。

    そう願っています。

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