3.11.09

世界一カッコ良くなりたい理由

21の時、初めてスリランカに行った。現場で開発援助のプロジェクトを回すコンサル会社にインターンとして拾って頂いた。お上(J●CA)の小言に反して、ドアホな俺を現場にねじ込んでもらった感謝は忘れない。あの時、プロジェクトに置いてもらったからこそ、今の自分がある。

現場は紛争地帯だった。最初の3ヶ月は安全だったけど、それ以降は大変だった。避難を何回も繰り返し上に、毎晩マルチバレルは頭上を越えていき、空爆も目の当たりにした。そして、知ってる奴は殺された。

このブログを読んでる人(俺と付き合いがある人)は知ってると思うけど、スリランカ軍とLTTEのEelam Warは2009年5月に終わったんだ。

プロジェクトスタッフの安否は無条件で気になる。バブニアのマニックファーム(難民キャンプ)に居ようが、どこにいようが死んでなければいい。ある時、行方が分からなくなってた元スタッフ3人の所在が判明した時は本当に嬉かったんだ。

紛争が終わったとはいえ、まだまだ日本が首を突っ込める状況じゃない。スリランカ政府もそれを許してない。でも、やっと今後に向けての調査が始まった。それをやってるのが、俺の面倒を見続けてくれてるコンサル会社の部長と俺の大学の先輩の2人。今回の調査で俺らがいたその現場に入ることも俺は知ってた。


そんな中、さっき突然スカイプに着信。ビデオありで通話開始した。相手は部長だ。よく見ると後ろの背景… ウチじゃね?


「俺らが住んでた家に行ってきたよ。●●(←プロジェクト名)の元スタッフ14,5人に集まった」


ビデオに映るのは部長以外にもう一人久しぶりの顔…


キターーーーーッ!!!

Joeじゃねぇかっ!! マイケル・ジョー・ペレイラがそこにはいた。



こういう場合、言葉が出なくなるのね。その場に居たかった。

俺が住んでた家は元ドライバーのアマラとヴィンセンがずっとメンテしてきた。俺がいつ帰ってもいいように…。部長曰く、土足で入るのが申し訳ないくらいにキレイだったらしい(きっと部長が来ると聞いて、急いで掃除したんだろうけどwww)

俺がチェンナイでマスターやってるのも、24時間タミル人に囲まれて生きていくのも、顔では笑っても、そんなに簡単じゃないんだ。ぶっちゃけ、気に食わんことは多いよ。イラつくことも多いし、1度として事が予定通りに進んだためしがない。それでも、耐えてるのは、

スリランカに戻るため。

俺が首を突っ込むための段取りは着々と進んでる。

あとは俺次第だ。

あいつらに戻ってくると約束した証しの指輪は3年経っても外してない。

これ以上、恥ずかしい姿は見せられんね。俺はカッコ良くなった姿をあいつらに見せたいんだ。わたくし、死ぬ気で頑張る次第です。

2 件のコメント:

  1. 死なない程度に死ぬ気で頑張ってくらさい(-o-)/

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  2. 一緒に行きましょ♪♪チェンナイ経由でもいいですよ。

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