本物のエリートを前にしてどう対応していいのか分からないほど、
その人が放つオーラに圧倒されてしまった。
インドの本物のエリートはすべてにおいて格上だった。
そして、同時に自分がいかに中途半端な小物か、
その人を前にして改めて思い知らされたorz
そのエリートとは、表の顔は名門Loyola Collageの元歴史学部学部長で、裏の顔はVaiko(MDMK党首)の現役ポリティカル・アドバイザーを務めるお方。
この方とのアポをお願いしてたのはもう何ヶ月も前の話。
修論を書くにあたってアドバイスをいただきたい、というのが建前だった。Eelam Warやタミルポリティックスがテーマなので、この人なら的確なアドバイスをもらえると思った。でも、それは本当の理由じゃなくて、どうしても俺はここの政治に関わりたい。だから、Vaikoのアドバイザーを務めるSirに近づいてMDMKに俺を紹介してもらおうかと・・・
MDMKはトラ好きにとっては最後の砦みたいなところがあって、Vaikoとのコネはここでは特権を意味するようなもの。
そんな思惑はSirにはすべて見透かされていたようで、
「日印関係をまず極めなさい」という一言で砕かれた。
日本人がタミル政治に関わるメリットはないとバッサリ切り捨てられた。
俺だってわかってんだよ、
たしかにタミル人の政治に日本人が首を突っ込んでも意味がない。
でも、日本人だから日印関係とか面白くない。
ぶっちゃけ、そんなものには興味ないし・・・
俺にはその辺のタミル人よりも南インドの政治には精通してる自負がある。
停滞してる政治が俺が関わることで新しい世界を切り拓くはずなんだ
Sirの言葉通り、いまは大人しく日印関係をやるとしても、
定期的に俺との時間を割いてくれることになった。
その間にSirを説き伏せてみせるのさ。
まだ日本に帰るまで時間はある。
タミル語もなんとなくわかってきた。
ここでアピールすれば新しい道が開けるはずなんだ。
うへぇ Vaikoに会いたい(ノД`)





