2002年、停戦合意仲介を主導したノルウェー代表が現同国国際開発大臣のエリック・ソルヘイム
第3者として、紛争当事者の仲裁に入り、停戦にまで持ち込んだ能力は
当時スリランカをほとんど知らなかった俺の目にもカッコ良く映った。
ソルヘイム自身のLTTEとの取引やプライベートな感情論は差し引いても、
スリランカ政府代表団とLTTEのタミルチェルバンやバラシンガムの間に立っている姿は
まさに俺が夢見る光景だった。
それ以来、ソルヘイムのように立ち回れる人間になりたいと真剣に思った。
結局、最後はスリランカが武力で紛争を終わらせたけど、
今でも俺はソルヘイムには理想の平和ワーカーとしての憧れがある。
・・・でも、逆にそんな想いを抱かなければ、
今ごろ東京で普通の生活を送ってたに違いない('A`)
ところで、今日の大学でのエクササイズには少々落胆した。
紛争解決の授業でよくある、紛争当事者それに仲介者とオブザーバーを見立て、ネゴの状況で解決策を探るエクササイズ。
お題は環境保護区に住む先住民族と政府が環境保護の観点から、退去を巡って紛争が起こると仮定。
プレイヤーは
先住民代表団、
政府代表団、
仲介役としての国連、
そして環境保護を謳ったNGO
このメンバーが参加し、両者が最大幸福を探るネゴのゲーム。
そこで、俺が担ったのがネゴを仕切る国連代表。
・・・この状況、ステージは違えどまさしくソルヘイムのポジション ('∀`)
それに相手はタミル人だ。
が、しかし、
一度ネゴが始まると想像以上にカオスだったwww
目の前の8人がどいつもこいつルール無視で勝手に自分の言いたいことだけ言いやがって・・・
そのうち最初の目的を忘れて、
「なんでテメェが政府代表なんだよ、オメェなんか村の行政官顔じゃねぇかよっ!!」
とか、訳の分かんない個人攻撃しだす奴がいたり・・・
最後は「データを持ってこい、データを!!」とか無茶苦茶なことを言う奴がいたり、
ただのエクササイズだってことを忘れてまさに紛争状態www
これは何とかせねば、俺が仕切りだった・・・ということを思い出したのはいいけど、
あいつらは俺の言葉をほとんど聞かない。
「関係ねぇ奴は黙って聞いてろ。これは俺らの問題なんだ!!」
俺、涙目 ( ;∀;)
皆さん、知ってますか、この言葉
≪国際会議でインド人を黙らせて、日本人に喋らせたら、その会議は成功≫
改めてソルヘイムの偉大さを肌で感じた1日だった。
難しいっすね、紛争解決、停戦合意にもっていくってのは・・・。
ソルヘイムになる自信が一気に失せた。
インド人は少し黙りなさい (怒)
0 件のコメント:
コメントを投稿