2位の主要野党統一候補、フォンセカ前陸軍司令官(約40.2%)を大きく引き離しての勝利だった。投票率は約74%に達した。
フォンセカ氏は記者会見で、選挙で同大統領側に不正があったと主張、「結果は受け入れられない」と述べ、裁判所に異議を申し立てる方針を明らかにした。
選挙では同大統領と、その下で軍を指揮し、反政府勢力撃破の立役者となったフォンセカ氏の「英雄」2人が一騎打ちを演じた。(2010年1月27日 時事通信)
スリランカ大統領選挙が終わって一言。
現職のマヒンダと元SLAトップのフォンセカ。
マヒンダなんか負ければいいと思ってた。これはフォンセカに勝って欲しいという考えからくるものではなくて、フォンセカも前の自爆テロでちゃんと殺されてればよかった。タミル人により大きな比重を置く俺はどっちも嫌いなんだ。
でも、この2人しか選択肢がないんだ。憲法により、仏教徒以外の出馬は認められてない、そういう状況で俺はフォンセカならまだ「まし」という判断をした。
フォンセカは負けた。
今のところ、一番の敗因は北東部での投票率だ。
シンハラ地域では大きな得票差が出ないと思われたので、いかに北東部(タミル人エリア)で票を得られるかがポイントだった。今回の選挙でTNA(Tamil National Alliance)はフォンセカ側の支持に回ったため、フォンセカ側に追い風が吹いた。
しかし、蓋を開けてみると、国全体での投票率は74%を超えたにも関わらず、北東部の一部では10%すら割る数字だった。それに加えて、シンハラ地域での票差が予想外に大きく、マヒンダに持っていかれた。北東部の低い投票率の裏には、選挙妨害の銃撃戦、そしてそれに影響を受けた投票所の閉鎖等、マヒンダの影がちらつく。
とにかく58対40の大差でフォンセカは負けた。
これまでにマヒンダは紛争の終わらせ方、人権問題、戦争犯罪と3回も西側、特にヨーロッパからの文句をシカトし続けてきた。これに民主主義の象徴である選挙すら違反した。この結果を受けて、マヒンダが西側の批判に晒されるのは間違いない。
しかし、マヒンダの裏には中国がいて、これまでの流れは変わりそうもない。だから今こそ、ネタが揃ってる安保理でスリランカを潰したしまったほうがいいんだ。改憲して一からやり直せよ。これ以上、タミル人が2等国民とされることには耐えられん。
皆さん、武器の用意はいいですか?
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